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2021.03.23

3/20(土)「美しき日本のうた『桜』」

公演のチラシとプログラム

大好評の「美しき日本のうた」シリーズの『桜』を鑑賞しました。出演はソプラノ歌手の小林沙羅さん。なんと現在妊娠7ヶ月で、この日がフル・リサイタルでは産休前の最後の公演です。
まずは「桜」といえば、誰もがこの歌を思い浮かべるだろうという山田耕筰編の『さくら(さくらさくら)』からスタートし、春の美しい情景が浮かぶ『早春賦』や『朧月夜』。前半最後の『与ひょう、私の大事な与ひょう』では切なく情熱的な愛が、豊かな歌声で表現されました。
後半では『見上げてごらん夜の星を』、『上を向いて歩こう』、『川の流れのように』といった、ジャンルの異なる歌も披露してくれました。コロナ禍において、ピアノの河野紘子さんとタイムラグのあるオンラインで試行錯誤しながら練習を重ね、今までには歌ったことのないような歌にも色々とチャレンジされたそうです。そんな中でクラシック以外の曲を歌う楽しさも発見したとお話されていました。
河野紘子さんのピアノソロ、雰囲気たっぷりの幻想曲『さくらさくら』を挟んで、本編最後は橋本國彦『舞』。ここではなんと!幼い頃から修練された日本舞踊も披露してくれました。
アンコールは、沙羅さんの曾祖父にあたる林柳波に関連して、『うぐいす』(林柳波作詞)、『春の小川』(林柳波口語訳)、そして沙羅さん自身の作詞作曲による『えがおの花』。沙羅さんから幸せのお裾分けをもらえたような、明るい気持ちで満たされた素敵なコンサートでした。歌も踊りもママのお腹の中で一緒に体験するという最高の胎教を受けた赤ちゃん、6月にはきっと元気に生まれてきてくれることでしょう。

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