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スタッフブログ

劇場公演

2021.10.26

新歌舞伎座10月公演 『酔いどれ天使』

アサヒメイト9月号でご案内した舞台『酔いどれ天使』。黒澤&三船コンビによる有名作ですが、実は映画の『酔いどれ天使』を観たことがなく、全く前知識なしでの鑑賞でした。
なるほど!「酔いどれ天使」とはこういうことか、と。従来から白衣のイメージと相まって、医療従事者を「天使」と表現することがよくありますが、個人的に知っている医療従事者は「天使」のイメージとは程遠い人が多く、失礼ながら「一体どこが天使なんだか」なんてことを思ったりもします。
結局、傷ついた人にとっては、清廉潔白な存在ではなく、自らに寄り添ってくれる存在が救いになるということなのでしょうか。
舞台上には煌びやかなスターが勢揃いしていましたが、薄暗く退廃的な時代背景の中、どうにか希望の光を見出そうと藻掻く人たちの人間模様が見事に描かれていました。特に高橋克典さんの絶妙に丸まった背中のラインに、『酔いどれ天使』の世界観が表れていたように感じます。

インパクトのあるポスター

2021.09.16

新歌舞伎座9月公演 ミュージカル『ジェイミー』

写真撮影OKのサービスタイムがありました

ジェイミーが憧れた赤いハイヒール

アサヒメイト8月号でご案内したミュージカル『ジェイミー』を鑑賞しました。結論!素晴らしかったです。まずは何と言っても音楽。ティーンエイジャーの躍動感溢れるナンバーから、母や友人の情愛に満ちたナンバーまで、実力派キャストたちが生演奏に乗って、見事な歌を披露してくれました。四角いメタリックなスツールが舞台セットの中で大活躍だったのですが、それを上手く活かしたダンスも楽しかったです。足の甲が直角になりそうなハイヒールで、舞台上の急峻な階段を昇ったり、その最上段で演技をしたり、さすが体幹が鍛えられているなぁと感心しました。
印象的だったのは、ジェイミーの親友であるプリティがジェイミーに向かって言ったセリフ「自分を全うするのに許可なんていらない」。殻を破り切れない人たちの心に響く言葉です。残念ながら、新歌舞伎座での公演は9/12で終了しましたが、再演があるなら、「損はさせません!」と強くお薦めしたい作品でした。

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