朝日友の会(アサヒメイト)は株式会社朝日販売サービスセンターが運営しています。

スタッフブログ

2024.04.23

髙島屋大阪店 『第57回 日本いけばな芸術展(前期)』

草月流(河畠秀花、田渕章流、
中村雨光、西野芳流、村上仙香)

未生流(総家)和田高甫

小原流
(山口佳風、濱田豊碧、松井博士)

現代の生け花について、全く不案内な私には衝撃的な展示でした。てっきり床の間を飾る器とお花を想像していたら、床の間には収まりきらない大作のオンパレード。たくさんの流派があり、それぞれの決まりごとがあるのでしょうが、素人目には実に自由に伸び伸びと、創造力の赴くままに空間を演出する喜びに溢れているようで、実用に供さない純然たる鑑賞物としての矜持のようなものを感じました。
さて、それぞれが個性を発揮して心を揺らされる作品ばかりの中で、お気に入りだなんだと勝手なことをぬかすのは憚られるのですが、それでもやっぱり今回もピックアップさせていただきますと、№65の作品(未生流総家:和田高甫)が印象的でした。小さく繊細な草花たちがすっくと佇む姿とシンプルな色彩が、周囲から切り離された世界観を確立していて、葉陰からひょっこりと妖精が顔を出しそうな雰囲気がありました。
第57回 日本いけばな芸術展は4/22(月)で終了しましたが、時々朝日友の会の優待でいけばな展があるので、次の機会を楽しみに待ちたいと思います。

2024.04.18

中之島香雪美術館「北斎と広重」

北斎と広重

 中之島香雪美術館で開催されている「北斎と広重」展に行ってきました。
第1章では北斎の風景画への道が展示されています。
不勉強ながら、北斎が忠臣蔵や漫画(北斎漫画)を描いていることを初めて知りました。
第2章の北斎「冨嶽三十六景」は、富士山を望む各地からの絵にまるで旅をしているようでした。
「北斎の画室模型」では破れた障子の家の中で北斎が絵を描いている姿が再現されており、
ユーモラスな北斎が楽しくなりました。
第3章からの広重は、青色が綺麗なこと。広重ブルーを間近で堪能できます。
作品解説にあった「橋の上の人が方々を向き、人で賑わっているのがわかります」など
当時の人々の生活が身近に感じられ、1つ1つ面白く見ました。
前期と後期で大幅な作品の入れ替えがあります。是非、前期・後期ともに作品をお楽しみください。
前期は5月6日まで、後期は5月8日からです。
朝日友の会会員証利用で団体料金(1500円)になります。

2024.04.08

アサヒメイト3月プレゼント

ご当選されたみなさま、おめでとうございます!!

ご報告が遅れましたが、アサヒメイト3月号プレゼントの全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
いつも通り、人気№1はやはり食品「あんちんのもちもち釣鐘饅頭 黒・白・梅あん」となりましたが、
続いてはこちらもまた人気が高い宿泊券「かがり吉祥亭 宿泊招待券(1泊2食付き)」となりました。
そしてまたまた食品、長崎名物「ふくみ屋の角煮卓袱(しっぽく)まんじゅう」、「有馬温泉太閤の湯 
入館チケット」、「オリックス・バファローズVS日本ハム戦 B指定席」、「4月文楽公演」の順になりました。
今回は、人気が高かった「かがり吉祥亭」についてご紹介いたします。
こおろぎ橋と鶴仙渓を望む、石川県加賀山中温泉にある加賀モダンな湯宿です。
開湯1300年を誇る俳聖・芭蕉が愛した源泉より引く湯が自慢の温泉、渓谷美を望む客室、加賀山海の幸をふんだんに使ったおもてなし料理が魅力です。
北陸新幹線開通により、注目を集めています北陸、観光と併せてぜひ一度ご利用ください。
朝日友の会会員様は、会員である旨を告げて予約、チェックイン時に会員証をご提示いただくと、10人まで指定宿泊料金10%割引(別途入湯税が必要)の特典があります。
ご利用については、「朝日友の会会員特典ガイド2023・P13」、まもなくアサヒメイト5月号に同封してお届けする「朝日友の会会員特典ガイド2024・P17」、アプリ内の電子ブックでご確認ください。
なお、「かがり吉祥亭」について、詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://kagari-kisshotei.com/

2024.03.19

3/17(日)おいしいクラシック2024

チラシとプログラム

ABCアナウンサー浦川泰幸さん司会のおいしいクラシックも3年目。みなさまに期待していただける公演として浸透してきました。今年は3階までギッシリと客席が埋まり、たくさんのお客様にご来場いただきました。
おいしいクラシックのコンセプトは、誰もが聴き知っている名曲の数々をフルコース仕立てでお楽しみいただくこと。今年のプログラムも「天国と地獄」“カンカン”、「くるみ割り人形」“行進曲”、「真夏の夜の夢」“結婚行進曲”、トッカータとフーガなどなど、オールスター級の名曲が揃いました。
指揮は、若手のホープ、米田覚士さん。なんと!本公演がザ・シンフォニーホールでのデビューになるそうです。米田さんの躍動感溢れる指揮で、大阪交響楽団のみなさんの演奏も、「音を楽しむ」音楽そのものでした。ドルチェの「おもちゃの交響曲」では、小太鼓やラッパや水笛など、実際に子どもたちが使うようなおもちゃの楽器がオケの演奏と共演しました。前に出ておもちゃの楽器を演奏された団員のみなさんはとても緊張されていたそうです。普段は難しい演奏をこなす方々でも、いつもと勝手が違う楽器を持つとやはりドキドキするものなんですね。
浦川さんのMCもいつもながら自由自在で、奔放な司会に振り回されるような感覚が楽しかったです。浦川さん、ラベンダー色のシャツがとてもお似合いで素敵でしたよ!
ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」は月曜から木曜の15時からの放送です。

2024.03.15

2025年もバスツアーをお楽しみに!

寒くなったり暖かくなったり、春に向けて季節が動いています。そろそろ桜の開花が気になりますね。
さて、会報誌「アサヒメイト」3月号でご案内した今年初めてのバスツアーの日が近づいてきました。
3月31日、昨年ご要望の多かった鳴門市・大塚国際美術館です。その前に、桜の名所・淡路島の賀集八幡神社に立ち寄り、参加者の皆さんとお花見を楽しみたいと思います(咲いていますように!)。
お久しぶりの方、初めましての方、お会いするのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
今年も5〜6回、バスツアーを催行する予定です。リクエストもお待ちしています。

システィーナ・ホール(2021年7月のツアーにて撮影)

モネの大睡蓮(2021年7月のツアーにて撮影)

2024.03.12

あべのハルカス美術館「円空」

あべのハルカス美術館で開催中の「円空」展へ行ってきました。会員の方からの問い合わせも多い、注目の展覧会です。
円空は、江戸時代の美濃国(現在の岐阜県)に生まれました。幼い頃に母を亡くして仏像を彫り始め、出家してからも人々の救済のために12万体彫ることを目標にしたと言われています。今回特に印象深かったのが、第4章「祈りの森」。円空が50代の頃にたびたび滞在した飛騨・千光寺に遺された仏像が展示されています。1つの胴体に2つの顔がある「両面宿儺坐像」。『日本書記』によると、「宿儺(すくな)」は大和朝廷に従わず滅ぼされた飛騨の豪族ですが、地元の人々には悪鬼を倒した英雄で千光寺を開いたとも言われています。ずらりと並ぶ「観音三十三応現身立像」は、当時病人が出た家に貸し出されていたとか。そのうち2体が今も戻らず、31体が展示されていました。一見同じような形ですが、よく見ると一つずつ表情が違い、慈愛に満ちた円空のまなざしが伝わってきます。
10年以上前、私は「円空仏」に会いに飛騨・千光寺を訪ねました。市街地から車で約20分、急な山道を登った先にある円空仏寺宝館の入口に、立木に彫られた荒々しい仏像が置かれていました。圧倒されるとともに、振り返ると雄大な北アルプスの山々がそびえていて、清々しい気分になったことを覚えています。
展覧会は4月7日(日)まで。朝日友の会会員証提示で1人のみ半額になります。

存在感ある「両面宿儺坐像」

優しい表情の「観音三十三応現身立像」

2024.03.08

アサヒメイト1・2月合併号プレゼント

ご当選されたみなさま、おめでとうございます!!

アサヒメイト1・2月合併号プレゼントの全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
今回は人気が高い商品ばかりとなりましたが、ほかの商品を大きく引き離した1位は国立国際美術館「特別展『古代メキシコ』。続いて「ソーセージセット」、「京都東急ホテル 宿泊券(1泊朝食付き)」、京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」、「砂丘長芋3kg」、「ホテルヒューイット甲子園 レストランギフト券5,000円分」、「あまみ温泉南天苑 宿泊券(1泊2食付き)」の順になりました。
私ども朝日友の会とはずいぶん長くお付き合いをいただいておりまして、今回は宿泊券(1泊2食付き)をプレゼントさせていただきました「あまみ温泉南天苑」につてご紹介させていただきます。

大阪府河内長野市天見の地に所在し、電車をご利用の場合南海電鉄をご利用いただきなんばから約40分、高野線天見駅からは徒歩1、2分という便利さですが、自然に恵まれた立地で大阪府下とは思えない癒しの温泉旅館です。
三千坪に及ぶ日本庭園、辰野金吾設計による国の有形文化財に指定された建物、古来より湧き出る天然ラドンを含む温泉、四季のお料理など魅力たっぷり、日頃の疲れを癒しに、高野山参詣に、ぜひご利用ください。
3月31日までは朝日友の会会員様は「小鍋ご膳付き『庭園側客室』宿泊優待プラン」を大変お得にご利用いただけます。
ご利用については「アサヒメイト3月号6ページ」でご確認ください。
なお、「あまみ温泉南天苑」について、詳しくは下記ホームページをご覧ください。
https://www.e-oyu.com

2024.02.29

2/16 オルガン名曲決定版2024

残響2秒というクラシック音楽に最適なザ・シンフォニーホール。ホール設置のスイス・クーン社製のオルガンもまさにホールの歴史とともに歩んできた名器。今回そのオルガンを弾きこなすのは、関西から世界に羽ばたいている冨田一樹。
「名曲決定版」というタイトルにふさわしくバッハ以前から近代まで幅広いレパートリーを展開されました。
パイプオルガンはなんと3000以上ものパイプと50にもおよぶストップを駆使して、一変幻自在な響きを実現されます。足鍵盤も駆使する演奏者にとってはなんとも目まぐるしいですが、観客にとっては響きに酔いしれる1時間でした。
個人的にはオルガンといえばという著名なバッハの重厚な曲というイメージを持っていたのですが、「ケルナー」「シャイデマン」などの作曲家を新たに知ることができ、それぞれのコミカルであったり、明るく朗らかな響きの曲を聴くことができたのは、新しい発見でした。
 

チケット・パンフレット

2024.02.16

2/11(土)イム・ユンチャン ピアノ・リサイタル

チラシとプログラム

ショパンのエチュード全曲演奏というプログラム。エチュードというと練習曲ですが、軽々と弾きこなす姿に、本当に練習しているところを見ているかのように錯覚しました。大国の思惑に翻弄されたポーランドという悲しい歴史を背負った国に生を受けたショパンの曲は、激しく繊細で深い想いに彩られています。まだ弱冠19歳のイム・ユンチャンが、そんな背景を持つ作品をなぜこんなにも自在に表現できるのかと不思議ですが、圧倒的な才能の前には、そんな先入観がそもそも無粋なのでしょう。鳴りやまぬスタンディング・オベーションにも、全く表情が変わらず、ややぎこちなささえ感じるような佇まいのイムさん。まだ世慣れない様子は、センセーショナルなデビューを果たしたときの藤井聡太さんを思い出し、一流の演奏とのギャップが微笑ましく感じられました。
アンコールはショパンのノクターン第20番『遺作』とベッリーニ(ショパン編曲)歌劇「ノルマ」より『清らかな女神よ』。『清らかな女神よ』は歌の方で耳慣れていたので、ピアノソロのバージョンが新鮮でした。

2024.02.14

京都市京セラ美術館「村上隆 もののけ 京都」

現代アートの世界で国際的に高い評価を受ける村上隆。京都市京セラ美術館で、関西初の大規模な個展が開幕しました。初日はトレーディングカード目当ての人々で大混雑しましたが、ようやく落ち着いて鑑賞できます。
かねてから、江戸時代の京都で活躍した絵師たちに深い関心を寄せていた村上隆。自身も京都に移り住み、伝統や文化芸能に親しんでいます。今回は「京都」に正面から向き合い制作したとのこと。展示会場へ向かう中央ホールでは、赤鬼と青鬼の迫力ある「阿吽像」が来場者を出迎えています。会場に入ってすぐ、目に飛び込んでくるのは全長13mの「洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip」。17世紀初めの傑作「洛中洛外図屏風」(舟木本・国宝)を手本にしたとか。描かれているのは町に暮らす人々の日常で、村上のトレードマーク「お花」がダイダラボッチのように徘徊しています。金色の雲にはドクロ模様が浮かび、空にはゆるキャラの「風神」の姿も…。続いての作品「尾形光琳の花」「京都光琳 もののけフラワー」は、金箔に波模様の琳派風ですが、よく見ると「お花」がにっこりと笑顔を向けています。
作品近くには、村上隆手描きのメッセージボードがあり、来場者に楽しんでほしいという思いが伝わってきます。本人曰く、国内ではこれが最後の展覧会とか。もののけたちがうごめく世界を、皆さんもぜひ体験してみてください。
展覧会は9月1日(日)まで。朝日友の会会員証提示で5人まで団体料金に割引となります。

「洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip」(部分)は細部に注目

「風神図」「雷神図」も村上ワールド全開

To top