朝日友の会(アサヒメイト)は株式会社ASCが運営しています。

スタッフブログ

美術館めぐり

2025.06.13

「美術館めぐり」バスツアー「鳥取県立美術館とレトロな町並み散策」

梅雨入り前の6月1日、4日、美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の目的地は、今年3月末にオープンした鳥取県立美術館(ウォーホルがデザインした台所用品の箱を約3億円で購入したことでも話題になりました!)。
倉吉市までは片道約3時間半。ちょうど昼過ぎに到着すると、白壁土蔵群にある古い町屋を改装した食事処へ。日本海の幸などを使った和定食をいただき、食後に周辺を散策して美術館へと向かいました。
当日は開館記念展「アート・オブ・ザ・リアル」を開催中。「リアルとは?」という壮大なテーマのもとに全国の美術館から集められた作品約180点が展示されています。高橋由一の有名な「鮭図」から鈴木其一の「風神雷神図襖」、前田寛治や藤田嗣治らの裸婦(絵画)、そしてウォーホルの「ブリロ・ボックス」と森村泰昌の「モリノ・ボックス」(!)まで、貴重な作品やウイットに富んだ力作など、見ていて飽きません。美術館には休憩スペースもたくさんあり、皆さんマイペースに過ごされていました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。次回のバスツアーは涼しくなる秋頃に予定しています。どうぞお楽しみに!

木の温もりと陽光あふれる美術館

blog:2506tottori2

噂のブリロ・ボックス。約3億円!

展望テラスでのんびり過ごす人々も

2025.05.08

春の京都で特別展「日本、美のるつぼ」を鑑賞

4月27日、30日に今年最初の日帰りバスツアーを催行しました。まず向かったのは、京都の東山・鹿ヶ谷にある泉屋博古館。1年間のリニューアル工事を経て、館内はより広く快適な空間になっていました。青銅器ギャラリーでは、動物や空想上の獣などをモチーフにした中国古代の青銅器がたくさん展示されています。会員の皆さんはスタッフの方に熱心に質問し、時間をかけて鑑賞されていました。その後、通路を歩いて別棟へ。リニューアルを記念する名品展では、伊藤若冲の「海棠目白図」や勇ましい「毘沙門天立像」をはじめ、住友家が誇る至宝の数々を堪能できました。
午後からは京都国立博物館へ。大阪・関西万博を記念して開催中の「日本、美のるつぼ」展を鑑賞します。俵屋宗達「風神雷神図屏風」や葛飾北斎「冨嶽三十六景」が注目されていますが、古墳時代の埴輪(はにわ)や銅鐸、美しい蒔絵や天目茶碗、異国の織物でつくられた秀吉の陣羽織など、古美術や歴史ファン憧れの、まさに日本の宝がびっしりと並んでいました。参加者の皆さん、思わず力が入ったのでしょうか。途中で疲れてソファや庭園で休憩される方もいらっしゃいました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!次の「美術館めぐり」は6月の鳥取県立美術館です。またお会いできるのを楽しみにしています!

泉屋博古館の休憩スペースと天然芝の中庭

ユニークな造形の酒器、象文兕觥(ぞうもんじこう)

ツツジが満開の京都国立博物館

「すみっコぐらし」とコラボ!記念撮影コーナー

2024.12.06

「美術館めぐり」バスツアー「YUMEJI展と夢二の故郷を訪ねる旅」

秋が深まり、寒くなってきましたね。皆さま体調をくずされないようご留意ください。 
朝日友の会では、11月24日、29日の2日間、美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の目的は、大正時代に活躍した画家・竹久夢二の生誕140年を記念する「YUMEJI展」。全国を巡回中の展覧会が、故郷の岡山でも開催されるということで行ってきました。
夢二郷土美術館では、貴重な油彩画3点を前に、学芸員の方の説明を受けてから館内を回ります。岡山会場限定の作品もいくつか展示されていました。次に向かったのは、瀬戸内市内にある夢二の生家。いまは記念館となっていますが、子ども部屋に夢二の落書きが残されていました。そして、生家の近くには、夢二が東京で暮らした少年山荘が復元されています。洋館の三角屋根を見上げると、先端にハート型の瓦が!(ハートは夢二のトレードマーク。作品にも残っています)。現地を訪れると、やはりいろんな発見がありますね。私も参加者の皆さんと一緒に、夢二のハートマークを探しました。
今年のバスツアーはこれで終わり。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。来年は4月下旬にツアーを再開する予定です。どうぞお楽しみに!

夢二郷土美術館 本館

茅葺き屋根の夢二生家記念館

復元された住居兼アトリエの少年山荘

2024.08.06

「美術館めぐり」バスツアー「小さな美術館をめぐる夏の旅」

梅雨明けの7月下旬、美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回のテーマは「芸術家あこがれの地、フランス」で、愛知県にある2つの個性的な美術館を訪ねます。まずは小牧市のメナード美術館。メナード化粧品の創業者ご夫婦が中心となって収集した国内外のコレクションで知られています。当日は「額縁の向こうのFRANCE」展を開催中。19世紀から20世紀にかけて芸術の都フランスで活躍したセザンヌ、ルノワール、マティスらの作品と、渡仏した日本人画家の作品が展示されています。佐伯祐三と荻須高徳の風景画が並んでいるのは感慨深いものがありました。
そして次に、稲沢市にある荻須記念美術館へ。当日は常設展示のみでしたが、学芸員の方に解説していただきながら、展示室を進みます。館の一角には、荻須が暮らしたパリのアトリエも復元されていました。
今回のツアー、2日設定でしたが、受付初日でほぼ満席になるという人気ぶり。「ずっとメナード美術館に行ってみたかった」とおっしゃる女性もいらっしゃいました。皆さんご満足いただけたようで、帰りのバスもとても和やかな雰囲気でした。キャンセル待ちでお断りしてしまった方、誠に申し訳ございません。
次回も朝日友の会ならではのバスツアーをご提供できるよう努めます。そして、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています!

瀟洒な雰囲気のメナード美術館

稲沢市荻須記念美術館前で記念撮影する皆さん

2024.03.15

2024年もバスツアーをお楽しみに!

寒くなったり暖かくなったり、春に向けて季節が動いています。そろそろ桜の開花が気になりますね。
さて、会報誌「アサヒメイト」3月号でご案内した今年初めてのバスツアーの日が近づいてきました。
3月31日、昨年ご要望の多かった鳴門市・大塚国際美術館です。その前に、桜の名所・淡路島の賀集八幡神社に立ち寄り、参加者の皆さんとお花見を楽しみたいと思います(咲いていますように!)。
お久しぶりの方、初めましての方、お会いするのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
今年も5〜6回、バスツアーを催行する予定です。リクエストもお待ちしています。

システィーナ・ホール(2021年7月のツアーにて撮影)

モネの大睡蓮(2021年7月のツアーにて撮影)

2023.11.27

「美術館めぐり」バスツアー「ガウディとサグラダ・ファミリア展と紅葉散策」

11月14日、22日、23日の3日間、今年最後の美術館めぐりバスツアーを催行しました。
メインイベントは、滋賀県の佐川美術館で開催中の「ガウディとサグラダ・ファミリア展」鑑賞。その前に紅葉狩りということで、東近江市にある太郎坊宮(阿賀神社)へ。バスガイドさん曰く「勝運の神様」として有名で、アスリートたちが祈願に通うのだそうです。標高350mの山頂近くにある本殿まで、石の階段が何と740段!さすがに私たちにはキツいので、中腹にある駐車場にバスを停めて周辺を散策しました。今年は暑い日が長く続いたため、14日は紅葉にはまだ早く、22日、23日はきれいに色づいていました。
佐川美術館では、「サグラダ・ファミリア」のドローン映像(動画)や建築資料、彫刻などが展示され、未完の聖堂を身近に感じることができました。参加者の皆さんは約2時間、常設展示やカフェもお楽しみいただいたようです。
今年のバスツアーは計6回。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。来春再開予定で、その間、リクエストもお待ちしています!引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

参集殿からの眺め(14日・紅葉にはまだ早い・・)

佐川美術館でのガウディ展

2023.10.17

「美術館めぐり」バスツアー「兵庫陶芸美術館と丹波焼陶器まつり」

秋晴れの10月11日、14日と美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の目的地は丹波篠山にある「民藝の里」。先に篠山城の大書院を見学し、人気の古民家レストランでランチを楽しんでから(お土産用に黒豆の枝豆も買って)、今田町の立杭地区へ向かいます。
当日は「丹波焼陶器まつり」が開催中。「陶(すえ)の郷」の駐車場にバスを停めると、参加者の皆さんは器が展示販売されている「窯元横丁」をのぞいたり、お気に入りの窯元まで足を延ばしたりと、思い思いの時を過ごされました。そしてツアーの最後は、兵庫陶芸美術館で「未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ」展を鑑賞。日本工芸会の陶芸部会50周年を記念するもので、歴代の人間国宝や注目の新進作家が一つの空間に集まるという、何とも贅沢な内容です。かつてアサヒメイトの「日本伝統工芸展」でご紹介した作品もあり、「伝統とは技と情熱の継承なんだ」と改めて感じました。
14日は地域の秋祭りによる道路渋滞もありましたが、無事に日程を終えることができました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!また次回お会いするのを楽しみにしています。

丹波焼最古の登り窯

力作が並ぶ会場(兵庫陶芸美術館)

松井康成「練上嘯裂文大壺」1979年

増原嘉央理 鉢「紅白鮮斜陽-1907-」2019年

2023.08.01

足立美術館で夏季特別展を鑑賞

7月19日、20日と美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の目的地は、島根県安来市にある足立美術館。大阪から車で約4時間、日帰りで行けるギリギリの距離です。運転手さん2人が交代でハンドルを握り、行き帰りとも2回休憩をとりました。
足立美術館は横山大観の絵画をはじめ、豪華なコレクションで有名ですが、壮麗な日本庭園が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。創設者の足立全康氏が「庭園も一幅の絵画である」という信念のもと手がけた広大な庭は、館内の様々な場所から眺めることができます。自然の山を借景にして、春のツツジ、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と移りゆく庭の景色を楽しみに訪れる方も多く、会員さんも「前回のバスツアーは紅葉で、今回は緑のグラデーションね」と実に楽しそうでした。
さて、次回のバスツアーは、今アサヒメイトではやりの?民藝の里へでかけます。詳細は9月号をお楽しみに。

館内を歩くと、薄暗い廊下の先に白砂の庭が現れる

2023.05.29

美術館めぐりバスツアー「徳川美術館で『大蒔絵展』鑑賞」

5月21日、26日と美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の最初の目的地は、名古屋市内にある徳川美術館。2019年に新名神の新たなルート(亀山西〜新四日市)が開通し、予定より15分早く現地に到着。本当に便利になりました。
「大蒔絵展」では、会場に平安時代から現代まで、時代ごとの名品が並びます。江戸時代、わずか3歳で尾張徳川家に嫁いだ千代姫の婚礼道具「初音の調度」や特別公開「源氏物語絵巻」(国宝)の「柏木」など、贅沢かつ優雅な世界を満喫しました。
その後は、名古屋城を右手に眺めながら西へ。ノリタケミュージアムでオールドノリタケの名品にふれた後、広く開放的なノリタケの森で過ごします。参加者の皆さんも川沿いのベンチやカフェで休憩したり、ショップで買い物をしたりと、時間いっぱい楽しまれていました。
今週末は出石永楽館で落語を堪能するバスツアー。台風の影響が心配ですが、安全安心を心がけて行ってきます!

お天気にも恵まれた徳川美術館(21日)

ノリタケミュージアム

ノリタケの森のシンボル、メタセコイア

2023.04.03

美術鑑賞バスツアー「大徳寺聚光院」の国宝鑑賞と嵐山散策

3月22日、26日に今年最初の日帰りバスツアーを催行、京都市北区へ向かいました。最初の目的地は、千利休ゆかりの大徳寺聚光院。博物館で大切に保管されている本堂の障壁画(国宝)が5年半ぶりに里帰りし、特別公開されています。現地では案内人の方と一緒に庭、本堂、茶室と移動しながら、歴史や作品の背景にある物語に耳を傾けました。
その後、嵐山・渡月亭で昼食をとり、福田美術館へ。新たにコレクションに加わった東山魁夷や加山又造らの作品を鑑賞します。そして館内のカフェで休憩したり、天龍寺へ足を運んだりと、思い思いの時間を楽しみました。
コロナ禍での移動制限がなくなり、また桜のシーズンとあって、嵐山は国内外からの観光客で混雑していました。22日は夏日で暑い、26日は小雨で肌寒いと、両日ともに不安定な天候でしたが、体調をくずされる方もなく無事にツアーを終えることができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

特別公開中の大徳寺(22日)

嵐山も春の装いに(26日)

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