朝日友の会(アサヒメイト)は株式会社ASCが運営しています。

スタッフブログ

2024年07月

2024.07.30

7/26(金)超絶のタイタニック

パイプオルガンの木枠に沿って走るプロジェクションマッピングがクールでした

パイプオルガンとプロジェクションマッピングの競演「超絶シリーズ」。大木麻理さんのオルガンに、加藤恭子さん、川瀬達也さんの打楽器、宮本“ブータン”知聡さんのドラムが加わって、スケールの大きな映画音楽が一層大迫力に!サンダーシートやサイレンなどバリエーション豊富な打楽器が効果的に活用され、奏者が4人とは思えないような多彩な音に包まれました。ザ・シンフォニーホールのスタッフさんの協力で、加藤さんが指を怪我しないようにサイレンに保護措置を施したり、より大きな音が出るように台を設置したりと、スタッフさんも含めて、みんなで一丸となって公演を作り上げていく様子が伝わりました。超絶シリーズ、楽しいです。おススメです!

2024.07.25

7/21(日)小林研一郎の「夏休み・名曲招待席」

マエストロと上野さんのトークも楽しかったです

丁度いいタイミングで、朝日新聞でコバケンさんの連載が掲載され、マエストロの多彩な音楽人生に想いを馳せながら演奏を堪能することができました。定番の交響詩『フィンランディア』に始まり、ブラームスのハンガリー舞曲。今年は超有名な第5番ではなく、第4番です。流浪の民ロマ族の哀愁漂う独特の旋律に引き込まれます。そしてブラームスの舞曲に影響を受けて作られたドヴォルザークのスラヴ舞曲第10番。中欧の奥深い森を連想させてくれる演奏は酷暑を束の間でも忘れさせてくれるようでした。
後半はドヴォルザークからバトンを受け、鉄道オタク繋がりの上野耕平さんが加わって、カルメン・ファンタジー。ソロ・アンコールはリムスキー=コルサコフ『熊蜂の飛行』。本当に熊蜂がクルクルブンブンと周囲を飛び回っているようで、思わず手で振り払ってしまいそうな臨場感がありました。すごいスピードで一体いつ息継ぎをしているのやら。マエストロも「あなたは天才」と言われていましたが、サクソフォンの概念を覆されるくらい厚みと奥行きのある音が素晴らしかったです。『ボレロ』では、ソプラノサックスで上野さんも加わり豪華な締めとなりました。

2024.07.23

神戸市立博物館 『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』

恥じらいのヴィーナス

入浴道具

外科器具入れ

公衆浴場が主体だった古代ローマや昔の日本では、お風呂は庶民の娯楽であり、また社交場でもありました。衣服や装飾品を取って裸になれば、身分や財力に捉われず、生身の人対人になります。浴場で使用された用具類や展示されていた像、復元模型などを見ていると、わいわいがやがやと人々がおしゃべりしたり、リラックスしたり、時には喧嘩したり…そんな様子がありありと浮かんできました。
印象に残ったのは、作品番号47の入浴道具と69の外科器具入れ。二千年の時を経て古代の実用品を間近に見られる有難みを感じます。レントゲンもMRIもない、手元を照らす灯はゆらゆら揺れるオイルランプであった時代に、既に西洋医学の礎が築かれていたんですね。
『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』は8/25(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(5人)。

2024.07.18

あべのハルカス美術館「広重 —摺の極—」

あべのハルカス美術館で開催中の「広重」展。アサヒメイト7・8月合併号表紙でご紹介している注目の展覧会です。会員の皆さん、もうご覧になりましたか?
大衆文化が花開いた江戸時代、庶民の娯楽の一つが浮世絵でした。歌舞伎役者や女性を題材にした版画が大量に刷られ、人々はこぞって買い求めました。今回の展覧会では、パリ在住のレスコヴィッチ氏のコレクションを中心に、初摺とそれに近い状態の美品が展示されています。美人画の豊国、風景画の北斎、戯画の国芳ら名手に続いて、広重は旅を題材にした「東海道五拾三次」が大ヒットし、躍進を続けます。各地の風景や人々の様子を描いた「名所絵」のシリーズでは、当時流行したペルシャンブルーと紅の配色にこだわり続けた様子がうかがえます。そして、今回もう一つ見逃せないのが版画の下絵。版画は下絵を版木に写すため通常は残っていません。作品にはならなかったけれど、広重の筆遣いが分かる貴重な一枚になっています。
展覧会は9月1日(日)まで。朝日友の会会員証提示で1人のみ半額割引です。また、レスコヴィッチ氏の摺物コレクションは、奈良・大和文華館でも展示されています。こちらも9月1日(日)まで。朝日友の会会員証提示で1人のみ20%割引です。あわせてお楽しみください。

2024.07.16

小林研一郎さん連載「語る-人生の贈りもの-」

朝日新聞朝刊の文化面「語る-人生の贈りもの-」で指揮者の小林研一郎さんがこれまでの歩みについて語られています。独学で勉強し始めたピアノと作曲、恩師とのエピソード、学生時代の話、偶然と咄嗟の機転で乗り切ったブダペスト国際指揮者コンクール…どれも興味深いお話ばかり。偉大なマエストロでありながら、語り口は正直で優しく、等身大の親しみやすさがあり、コバケンさんのお人柄がにじみ出ています。次の週末はいよいよ小林研一郎の「夏休み・名曲招待席」。今年も炎のコバケンの健在ぶりを楽しみにしています!

2024.07.09

アサヒメイト6月プレゼント

ご当選されたみなさま、おめでとうございます!!

クラブオフナビ2024とオリックスチケット

ご報告が遅れましたが、アサヒメイト6月号プレゼントの全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
今月は美術展招待券と食品が各1種類でしたので、人気が集中いたしました。人気1番は中之島香雪美術館「珠玉の西洋絵画:モネ・ルノワール・ピカソ」、僅差で2番は写真がカラフル食欲をそそられた?食品「三和そうめん松田 夏越えそうめん祭り」。続いて毎回人気が高い宿泊「アオアヲナルトリゾート 宿泊招待券券(1泊2食付き)」「有馬温泉太閤の湯 お食事付き入館チケット(岩盤浴付き)」「オリックス・バファローズ×千葉ロッテ戦 B指定席」「夏休み文楽特別公演」「クラブオフナビ2024ダイジェスト」の順となりました。
人気1番の和泉市久保惣記念美術館所蔵品展は人気が高いモネ・ルノワール・ピカソをはじめとする西洋近代美術25点を館外で初めて一堂に公開しており、7月4日のブログでご紹介しておりますので、よろしければまたご覧ください。 
次号7・8月合併号のプレゼントは、ホテル宿泊券やホテルレストランギフト券、うなぎ・ジュースほか豪華な7品82人+サンクスキャンペーン150人、さらに朝日友の会クラブオフ暑中お見舞いキャンペーン40人とプレゼントが盛りだくさん!!締め切りは8月10日(土)はがき応募は消印有効となります。みなさまのご応募お待ちしております。

2024.07.04

中之島香雪美術館 『珠玉の西洋絵画』和泉市久保惣記念美術館所蔵品展

ロダン≪考える人≫×茶室「玄庵」

30点に満たない展示でしたが、1点1点に作者のプロフィールと丁寧な解説が付けられており、見応えがありました。華やかで退廃的なベル・エポックの時代から、ヨーロッパが主戦場となった第一次世界大戦を経て、激しい潮流は否応なくヨーロッパの芸術家たちを巻き込みました。そのような社会情勢に伴い、作品のモチーフが、注文を受けて描いていた宗教画や肖像画から、自身の内面を表出する、より内省的で観念的なものへと変化していくさまが興味深かったです。
個人的に特に印象深かったのは以下の3作品。
作品番号11:ピエール=オーギュスト・ルノワール「カーニュのメゾン・ド・ラ・ポスト」
明るく優しい色彩が南仏の空気を運んできてくれます。
作品番号14、オーギュスト・ロダン「永遠の青春」
硬いブロンズ像のはずなのに、柔らかな肉体の感触が伝わってくるようでした。
作品番号19、ジョルジュ・ルオー「女ピエロ」
目がとても印象的。サーカスやピエロは含蓄ある題材で、想像力を掻き立てられます。
『珠玉の西洋絵画』和泉市久保惣記念美術館所蔵品展は9/8(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(2人)。

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