朝日友の会(アサヒメイト)は株式会社朝日販売サービスセンターが運営しています。

スタッフブログ

2021年12月

2021.12.31

丑から寅へ

昨年に引き続き、2021年も色々な変化に対応していかなければならない年でした。
会員の皆様には、今年もご愛顧を賜り深く感謝申し上げます。
2022年が健やかで幸多き1年となりますように。

今年の漢字「金」にちなんで金木犀

2021.12.27

メリー・クリスマス!

世間は新年を迎える準備たけなわといったところですが、2日遅れでメリー・クリスマスでございます。朝日友の会では12/18(土)はザ・シンフォニーホールで「藤岡幸夫のクリスマス・ファンタジア」を、12/24(金)には、ケーニヒスクローネの手づくりスイーツ館で「オリジナルケーキづくり」イベントを、無事に開催することができました。リアルイベントでは、お客様に楽しんでいただけている様子を直接見ることができるので、それがスタッフとしても心の糧になります。ケーニヒスクローネでケーキづくりの手ほどきをしてくださったスタッフの方も、「普段は殆ど工場での作業で直接お客様と接する機会はあまりないので、今日は参加された皆さまの嬉しそうな笑顔を見られて励みになりました」と言われていました。
さて、日頃はあまり聴かないのですが、毎年クリスマスシーズンになると引っ張り出すCDがあります。『A Merry Hawaiian Christmas』。定番のクリスマスソングをハワイ風にアレンジした曲が集まっています。ちなみに「ジングルベル」はハワイ語で「kani kani pele」。「ジングルベールジングルベール」のリズムで「カニカニペーレカニカニペーレ」と歌われます。この言葉の響きだけでも楽しそうじゃないですか?日本ではシンシンと降り積もる雪のイメージが強いクリスマスですが、常夏の島の穏やかな波の音を思わせるクリスマスソングもまたいいものです。

〇十年前にタワレコで試聴して衝動買い

2021.12.22

奈良国立博物館「名画の殿堂 藤田美術館展」

 奈良国立博物館で開催中の「名画の殿堂 藤田美術館展」へ行ってきました。2019年春に開催された「国宝の殿堂 藤田美術館展」の続編です。
 明治維新をきっかけに、日本は外国との交流が盛んになり、様々な分野で近代化が進みました。と同時に、日本の芸術や文化がどんどん流出し、それを憂いた藤田傳三郎は作品の収集に尽力しました。今回、藤田美術館がリニューアルで休館しているのを機に、貴重なコレクションが展覧されています。
 「アサヒメイト」では、江戸時代に活躍した絵師・長澤蘆雪と近代京都画壇を代表する竹内栖鳳の作品をご紹介しました。蘆雪筆と伝えられる三幅の掛け軸は、真ん中に幽霊、左に白蔵主(僧に化けた狐)、そして右に仔犬と髑髏(ドクロ)が配されています。表装も墨で描き、その枠から絵が飛び出すという凝りよう…。一見美しいのですが、愛らしい仔犬と髑髏という異様な取り合わせに心がざわつきます。動物画を得意とする栖鳳は、ヨーロッパの遊学中に動物園でライオンを見て、「大獅子図」を描きました。タテガミの1本1本まで神経が行き届いた、まさに傑作。実物を見たことがない当時の人々はさぞや驚いたことでしょう。
 象やライオンなど珍しい動物から、身近な生き物を描いた竹内栖鳳。京都に住み、奈良の夏鹿を好んで描いていたそうです。博物館の周りの奈良公園では、冬毛に変わった鹿たちの「キューン」という鳴き声が響いていました。
 会期は1月23日まで。朝日友の会会員証の提示で100円引き(4人まで)。

奈良国立博物館

奈良公園の鹿もすっかり冬毛に

2021.12.16

中之島香雪美術館 『中国の漆器』

今でも日用品として生活の中に馴染んでいる漆器ですが、改めて芸術品として鑑賞すると、奥深い表現や多彩な技術に驚かされます。本展は、Ⅰ.彫漆(ちょうしつ)、Ⅱ.螺鈿(らでん)、Ⅲ.無文漆器(むもんしっき)、Ⅳ.存星(ぞんせい)、Ⅴ.箔絵・嵌骨(はくえ・がんこつ)、Ⅵ.蒟醤・天川・独楽(きんま・あまかわ・こま)と、主に技法ごとの分類で構成されており、技術的な側面に着目しつつ鑑賞を進めることで、新鮮な見方ができました。
今回のお気に入り作品は、作品№41「三酔図螺鈿香合」(さんすいずらでんこうごう)と作品№46「黒漆天目台」(くろうるしてんもくだい)。「三酔図螺鈿香合」は、酒に酔ってゴキゲンな三人の人がじゃれ合っている様子がモチーフになっています。螺鈿のニュアンスと相まって活き活きと表現されており、なんだかお酒の匂いが漂ってきそうでした。「黒漆天目台」は、同名称の作品が№45と46に並んでいるのですが、№45は漆黒、№46は栗色で、この栗色がとても格調高く深みがあり、シンプルな造形を引き立てているように感じました。
『中国の漆器』は2022/2/23(水・祝)まで開催。朝日友の会会員証の提示で一般が団体料金に割引になります(2人まで)。

年内は12/26(日)まで、年始は1/8(土)からです

2021.12.13

ホテルヒューイット甲子園の新サービス

12月某日、ホテルヒューイット甲子園に伺いました。阪神甲子園駅の西口を出て、線路沿いに歩くとすぐに見えてきます。とてもわかりやすくアクセスのいいところです。
最近は、デリカテッセンを始められたそうで、「オールデイダイニング ポモドーロ」には、色とりどりの美味しそうな商品が並んでいました。和・洋・中の各種おかずやおつまみ、サラダにサンドイッチもあります。ほとんどは、税込で500~1000円と購入しやすい価格帯。ホテルシェフの贅沢な味を自宅で気軽に楽しみたいときにピッタリです。

ホテルならではの豪華惣菜「オマール海老のバケットグラタン」もありました

2021.12.09

「美術館めぐり」バスツアー 「和久傳ノ森で『安野光雅展』鑑賞とランチ」

京丹後の土地に合った樹木で森が再生されたそうです

和久傳特製ランチの前菜

この「美術館めぐり」バスツアーを始めた当初のコンセプトの一つとして、アクセスが悪くて個人ではなかなか行きづらい美術館にバスツアーで行っていただくというものがありました。今回の行先である和久傳ノ森はまさに、そのコンセプト通りの、個人では行きにくいところにあります。
和久傳ノ森の前に、まずは「丹後ちりめん歴史館」へ。日本一の絹織物生産地である丹後地方で1300年もの歴史をもつ丹後ちりめん。その繊細な肌触りの絹に触れました。特に模様の入ったジャガード織の白い絹地の美しさは格別です。また、繭から抽出されるセリシンというアミノ酸タンパク質が人間の肌に含まれる成分に極めて近く、美肌効果があるそうで、セリシンを使った化粧品や手袋なども販売されていました。
次はいよいよ和久傳ノ森。安野光雅館では、『安野光雅追悼展 イギリスの村』が開催中でした。どれもこれも優しいタッチで心癒される作品ばかりですが、特に気に入ったのは、『ヨークシャーの丘』と『ネス湖畔の館』。「ヨークシャー」といえば、まず思い浮かぶのが、エミリー・ブロンテ作『嵐が丘』。キャサリンとヒースクリフの激しい愛を象徴するような厳しい自然の荒野が広がっているイメージです。安野さんの作品では、豊かな緑が広がる穏やかな風景が描かれていますが、波打つ丘の隆起が『嵐が丘』の世界を連想させます。『ネス湖畔の館』は、草木の緑色と建築物の茶色が中心となる本展の作品の中にあって、ヒンヤリとした静謐な空気感を醸し出すネス湖の水が目を引きました。
最後は、道中で天橋立の絶景を鑑賞しながら、「元伊勢」と言われる歴史をもつ籠(この)神社へ。京都市内とは異なる、日本海側の京都の奥深い魅力に触れた一日でした。

2021.12.06

アサヒメイト11月号プレゼント

アサヒメイト11月号プレゼントの全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
今月の一番人気は、人気の「湯葉と豆腐の店梅の花3,000円分クーポン券」。続いては、「安田の佃煮 小豆島から」「どら焼き&ヴァッフェル」と飲食関係の強さを感じました。
その他は、「京都四條南座 吉例顔見世興行」「ポケット付きカレンダー」という季節商品、また会員様人気の高い美術展招待券「京都国立近代美術館 上野リチ展」、10・11・12月号3ヶ月連続でのプレゼント「アサヒメディカルウォーク」、アスクプレイガイドで落語会チケットを販売し、今年古希を迎えられた桂南光さんの「一筆箋」と続きました。
ここ数年恒例となり人気も高い「ポケット付きカレンダー」は、毎年花の写真が変わりますので、内容確認時に目を通すのが担当者の楽しみにもなっています。担当者お気に入りの写真をピックアップしましたので、ご覧ください。

ポケット付きカレンダー

チケット・クーポン券・一筆箋

2021.12.02

香雪美術館「庭園特別見学会」

長屋門形式の玄関棟

書院棟の下部と紅葉

新緑の5月にも企画していたものの、緊急事態宣言の発令によりやむなく中止しましたが、今度は紅葉真っ盛りの中、無事開催することができました。
庭園とはいっても、計算し尽された回遊式庭園とは異なり、可能な限り自然の地形が活かされたものです。起伏のある林の中を進みながら、重要文化財に指定されている「旧村山家住宅」を外から鑑賞していきます。ハーフ・ティンバー様式の洋館、屋根上部に村山家の家紋「鬼蔦」が象られた玄関棟、諫鼓鶏(かんこどり)の石像、藪内流の特徴を表す戸摺石(とずりいし)、でこぼことした立体的な造りの書院棟、どれも保存状態が良く、説明も興味深いものでした。
一見、鬱蒼とした茂みのようにも思えますが、よくよく見ると木は人工的になりすぎない程度に剪定されており、自然と人工物の調和が感じられます。鳥のさえずりも耳に優しく、たっぷりと癒しの時間を過ごせました。

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