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スタッフブログ

2021.01.18

1/9(土)21世紀の新世界

和洋折衷の豪華な生け花

外に出ると思わず「寒っ!」と口にしてしまうような大寒波の中、たくさんのお客様が新年の恒例ともいえる『新世界より』を聴きに来てくださいました。
指揮者の瀬山智博さんは、豊中市出身で現在はウィーン在住。12月下旬に来日されて、14日間の待機、ウィーンに戻られたらまた10日間の待機となるそうです。待機期間だけで計24日。でもそれだけの価値ある公演でした。
第一部は新年といえばこれ!というヨハン・シュトラウスⅡ世のお馴染みの名曲が並びます。ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートが無観客開催となり、フェスティバル・ホールで新年恒例のウィーン・フォルクス・オーパーのニューイヤーコンサートは中止になりました。ウィンナ・ワルツに飢えて乾いた心に、ぐいぐいと新鮮な水が注がれるようでした。
第二部は当公演のメインプログラムであるドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調『新世界より』。ホルンをはじめとして、フルート、オーボエ、クラリネットなどの管楽器が緩急自在の大活躍です。
今回の公演は、つい1週間ほど前にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートをテレビで観たところだったので、特に生音の違いを実感できました。もちろんウィーン・フィルの音の問題ではありません。テレビの音響をもっと整えればまた違ってくるのかもしれませんが、やはり360度音に包まれるような感覚、奥行きのある生音の臨場感は格別です。
アンコールは、ヨハン・シュトラウスⅠ世『ラデツキー行進曲』。これを聴かなきゃ1年が始まらないという方も多いのではないでしょうか。みんなで手拍子をして、「参加する」楽しさも味わえるニューイヤーコンサートでした。

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