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2025.02.28
中之島香雪美術館「20世紀美術の巨匠たち♡」

中之島香雪美術館で開催されている「大原美術館所蔵 20世紀美術の巨匠たち♡」に行ってきました。
なにより嬉しかったのが、マーク・ロスコの作品を見れたことでした。
マーク・ロスコの別の作品が、高村薫さんの小説「太陽を曳く馬」の作中に登場し
本の装丁にも使われています。
高村さんがインタビューで「ロスコの絵の前で立ちすくむような感慨を覚えた」と言われていたので
一度見てみたいと思っていました。
今回の展覧会では「無題(緑の上の緑)」が展示されています。
私は緑というより青に近いと思いましたが、絵に吸い込まれていくような
表現できない迫力を感じながら心は静まっていくような…。
何とも心地よく、2回、3回と作品の前に戻り、堪能しました。
同じ空間には香雪美術館所蔵の「薬師如来立像」も展示されていて
心静まる落ち着いた空間が広がっていました。
入ってすぐのラックに、出品リストと共に「ここに注目」というチラシが置いてあり
館長さんや学芸部長さん、受付スタッフの方の「イチオシ!」の作品を解説してあるので面白くてお勧めです。
展覧会は4月6日(日)まで。朝日友の会会員証提示で一般のみ2人まで団体料金になります。