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スタッフブログ

2023.01.10

12/24(土)藤岡幸夫のクリスマス・ファンタジア

ザ・シンフォニーホール開館40周年おめでとうございます!

クリスマス・ツリーは例年人気のフォトスポットです

恒例のアンダーソン『そりすべり』からスタートしたクリスマス・ファンタジア。続くレハールのワルツ『金と銀』もまた、藤岡さんのクリスマス公演では恒例の人気曲です。直接的なクリスマス曲ではありませんが、『金と銀』というタイトルがキラキラとしたクリスマスのイメージにぴったりマッチしています。シューベルト『アヴェエ・マリア』とJ.シュトラウスⅡの喜歌劇『こうもり』より”侯爵様、貴方のようなお方は”では、ソプラノの熊谷綾乃さんの透き通った歌声がザ・シンフォニーホール全体に見事に響き渡りました。
今回特に心に染み入ったのは、後半最初のドビュッシー『月の光』です。コントラバスのポロン、ポロン、という音が月の光を引き立たせる夜の帷を表しているようで、冷たく清澄な空気の中にそっと降り注ぐ月の光を瞼の裏に思い描くことができました。ラフマニノフ『鐘』、チャイコフスキー『花のワルツ』と続き、後半の最後はストラヴィンスキーの組曲『火の鳥』です。演奏前に藤岡さんの解説があり、追う王子とクルクルと逃げる火の鳥の姿をイメージしながら聴けて、コンサートでありながら、視覚的な刺激を得られたような満足感がありました。

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