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スタッフブログ

2022.08.09

兵庫県立美術館「関西の80年代」

「関西の80年代」を開催中の兵庫県立美術館へ行ってきました。連日の暑さに、屋上にいるマスコットの美かえる(ミカエル)もぐったりしています。入り口には「80年代は過去じゃない」と書かれたオブジェがありました。
さて、皆さんは80年代といえば何を思い出しますか?雇用機会均等法、バブル景気…。私は社会人になった頃で、広告の勉強をしていました。ネットもないアナログの時代で、クリエーターたちが熱く語り合い、枠にはまらない表現を模索していました。
展覧会では、第一線で活躍する作家たちの駆け出しの頃の作品が並んでいました。広い空間に絵画やオブジェ。明るい色彩や題材に80年代の雰囲気を感じます。その中でもひときわポップで、不思議ワールド全開だったのが、陶芸家・田嶋悦子さんの「Hip Island」。陶(=焼き物)でできた木の幹や植物に、小さなお尻のような花?が咲いています。田嶋さん曰く、「何物にも囚われず表現したい」という強い想いがあったとか。田嶋さんは現在、陶とガラスを組み合わせた美しい花のオブジェを制作されていますが、今も当時の想いを持ち続けていらっしゃるそうです。
80年代は過去ではありません。作家たちの原点であったり、通過点であったり…今日までつながっています。皆さんもネットで最近の作品を探して、見比べながら鑑賞してみてください。
「関西の80年代」は8月21日(日)まで。朝日友の会会員証提示で2人まで団体料金に割引です。

美術館のマスコット・美かえる

陶芸家・田嶋悦子さんの「Hip Island」

メイトでもご紹介した吉原英里さんの「M氏の部屋」

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