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2022.04.04
3/27(日)おいしいクラシック2022
毎年3月下旬の公演は、ABCラジオのパーソナリティの方に司会をしていただくシリーズです。昨年までの道上洋三さんに代わって今年は、ABCアナウンサー浦川泰幸さんの司会です。「おいしいクラシック」というタイトル通り、コース料理になぞらえて、音の絶品料理が次々と舞台上に現れます。「カルメン」(ビゼー)、「花のワルツ」(チャイコフスキー)、「ハンガリー舞曲 第5番」(ブラームス)、「フィガロの結婚」(モーツァルト)、「運命」(ベートーベン)、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ワーグナー)、さながら各球団の主力打者がズラリと並ぶオールスター戦のようです。作曲家の生没年を毎回「江戸後期」などと、日本の時代に置き換えて説明してくれる浦川アナ。そうか、ブラームスは土方歳三の2コ上なんだ…
後半は、松岡莉子さんのケルティック・ハープからスタート。ずっと笑みを湛えている松岡さんご自身にも、ケルティック・ハープの柔らかな音色にも癒されました。松岡さんのスペシャルメニューの後は、「『四季』より春」(ヴィヴァルディ)、「春の声」(J.シュトラウス2世)と、この季節にピッタリの曲が続きます。食後の余韻は「プリンク・プランク・プルンク」(アンダーソン)。浦川アナは、「ハムスター行進曲」と例えていましたが、まさにハムスターがクルクルと回し車で遊んでいるような軽快な曲がピツィカート奏法で紡がれていきます。コントラバス陣の「魅せる」演出にも客席は大いに沸きました。オケの皆さんもノリノリで、親しみを覚えます。最後は「ラデツキー行進曲」(J.シュトラウス1世)。みんなで楽しく手拍子をして、最初から最後までずずずいーっとおいしくいただきました。ごちそうさまでした!
浦川さんのスパイスの効いたトークは、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」(月~木曜15時~)でどうぞ。

公演チラシとプログラム