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スタッフブログ

2022年05月

2022.05.31

救馬渓観音

和歌山の救馬渓観音(すくまだにかんのん)に行ってきました。いずれ自力で行くのが難しくなるだろうと思い、近年は敢えて階段や急坂の多い、高い所にある寺社仏閣を選んで行くようにしているのですが、救馬渓観音もなかなかの難所でした。
「救馬渓観音」という名前は、小栗判官が妻の照手姫と湯治に向かう途上、突然馬が病にかかり動けなくなってしまい当寺で祈願したところ、たちまち愛馬が快癒したという伝説に由来します。
広大な境内には厄除階段、開運・厄除の鐘、四国八十八ヶ所の御砂踏霊場、おためし地蔵様、あじさい曼荼羅園(6月から開園)など、お堂以外にも様々なスポットがあり、各種ミッションを遂行する感覚で楽しめます。おためし地蔵様とは、五尊並んでいるお地蔵様の内、願いを込めて好きなお地蔵様を持ち上げて、軽く感じれば願いが叶い、重く感じればもう少し努力するようにと教えてくださるというものです。説明書きを読んでから挑んだので、これくらい軽い軽いという気持ちで持ち上げたのですが、やっぱり重かったです。😫まだまだ精進が足りないということですね。

開運・厄除の鐘
20秒以上あけて打たないと
火事の合図になってしまうそうです

(ピーク前の)あじさい曼荼羅園

山上展望台からの絶景

2022.05.25

タケノコ掘りにいってきました@みどり農園

こんにちは
あっという間に5月も終わって、梅雨の季節がやってきますね
そんな季節の変わり目に、京都・井手町にあるみどり農園さんにお邪魔しました
人生で初めての、タケノコ堀りを体験

この日がタケノコ堀り最終日とのことでしたが、たくさんの人が訪れていました
スコップと軍手、カゴをお借りして、早速スタート
掘っている間に、園の方からタケノコ掘りの豆知識を教わりました

・タケノコは約60日で成竹に成長
・土は粘土質の方が、灰汁が少ないタケノコが育つ
(みどり農園さんでは、粘土質の土をわざわざ運んでいらっしゃるそう)
・旬のはじめは土に隠れ気味のタケノコが甘くて柔らかいが、旬の最後は大きく土からでている方が味がよい

 なるほど!勉強になりました~

教わった知識をもとに、タケノコを探します
いくつかある中から、長めにのびているものを選びました
スコップで周りの土を掘っていくのですが…
無数に張り巡らされた竹の根が邪魔をして、なかなか進みません…
そして根を含んだ土は、想像していたより硬い!
スコップが中々土に入っていきません
やっとタケノコが見えてきた!と思ってたら「もう少しがんばって」と園の方
あきらめずに掘ったところで、ようやくタケノコの下の部分が見えてきました
そこからは園の方におまかせ
長い棒を使い、タケノコをテコの原理で掘り起こします
そして取ったタケノコたち
掘ったところは、キレイに土をかぶせて穴埋めします
この日はひとり1本(500gまで)お持ち帰りOK。入り口でゆでる用のぬかもいただけました

尊い労働()のあとは、おいしいBBQでお腹を満たして満足!
肉の他にも野菜やタケノコを焼いたり、竹の子御飯もいただけておなかいっぱい
おいしくいただきました

今年のタケノコ堀りは終了しましたが、また、来年の春にはチャレンジできます
秋にはみかんひろい、くりひろい、さつまいも堀りなど、おいしい収穫がいっぱいとのこと

楽しさ満点、おすすめのスポットでした

みどり農園
京都府綴喜郡井手町多賀小払1

0774-82-2654

朝日友の会会員証を提示で、バーベキュー付コース10%割引(必ず要予約)

道行く先にタケノコ堀りの案内

立派な竹林。皮をかぶった新しい竹も。

選んだタケノコの周りを一生懸命掘ります…

大収穫!

たくさん動いた後のバーベキューは格別♪

みかん園では、あかちゃんのみかんも♪

2022.05.20

奈良県立美術館 『寿ぎのきもの ジャパニーズ・ウェディング展』

「きれいなお衣装をいっぱい見る」「婚礼儀式のもつ社会的意味合い」「人の一生と婚姻習俗」、色々なテーマを見て取れる展覧会でしたが、中でも興味深かったのが「吉祥文様の変遷」です。蓬莱(松竹梅鶴亀)、桐、橘、牡丹、菊、王朝風、鳳凰、etc.…新郎新婦の幸福を願う象徴として、時代とともに多様化していきます。
白、赤、黒の婚礼三原色は、それぞれ昼・夕方・夜を表していたそうです。時代が下ると中間色の青も加わり、色彩を表す日本語の語彙との関連性が読み取れます。
着物以外でも、豪華な蒔絵の武家の婚礼調度や長野の豪商である田中本家婚礼料理の再現も見どころの一つです。
どれもこれも綺麗で目の保養になりましたが、それでも今回は強硬に1点、お気に入りを絞ります!作品番号52「縹繻子地薬玉模様打掛」です。「縹(はなだ)色」の深みのある青地に、繊細な模様で形作るくす玉の丸いフォルムと房の流麗なラインが目を引きました。
『寿ぎのきもの ジャパニーズ・ウェディング展-日本の婚礼衣装-』は6/19(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で200円引きになります(5人まで)。

多くの作品が前後期で展示替えされます

現代の代表的婚礼衣装、白無垢

2022.05.17

龍谷大学 龍谷ミュージアム 『ブッダのお弟子さん 教えをつなぐ物語』

龍谷大学 龍谷ミュージアムは京都の中心部にあります

ベゼクリク石窟15号窟 回廊壁画の復元

あまり仏教に通暁していない者には敷居が高いかも、という先入観を壊してくれる面白い展覧会でした。鬼子母神や提婆達多(ダイバダッタ)のエピソードが描かれた作品はドラマティックで、十大弟子の個性に着目した豆知識解説は、お弟子さんたちを身近に感じさせてくれます。
一押し作品はこちらの5点。
・作品番号11 鬼子母掲鉢図…樹木も昆虫も魚も擬人化されていて、魚から足が生えています。
・作品番号15 釈迦御一代記図会…葛飾北斎の手になる挿絵は迫力満点。
・作品番号33 木造十大弟子立像…写実的な表情をもつ立像は今にも動き出しそうです。
・作品番号45 笠置曼荼羅…細やかな筆致が美麗。
・作品番号69 五百羅漢図…僧院生活の日常が描かれています。キチンと揃えられた履物に注目!
近年色々なものを擬人化したゲームやアニメ、漫画をよく目にしますが、擬人化に歴史あり。今に始まったことではないのですね。
『ブッダのお弟子さん 教えをつなぐ物語』は6/19(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(4人まで)。

2022.05.12

中之島香雪美術館 『来迎~たいせつな人との別れのために』

平安時代に浄土信仰が広まった背景には、苦しい現世への諦念があったと考えられますが、確かに阿弥陀如来がたくさんの菩薩を引き連れて、お迎えに来てくれる様は神々しく、この世への惜別の思いを薄め、同時に極楽浄土への期待感を高めてくれます。
本展で特にお薦めしたいのは、まずは『二河白道図(にがびゃくどうず)』です。「二河白道」とは、極楽往生を願う心の比喩で、水の河は欲望や執着を、火の河は憎悪や憤怒を表しています。この二つの河の間に細い道(白道)があり、二河に表される煩悩を捨てて、阿弥陀や釈迦に励まされながら極楽に至るというものです。わかりやすい図解のような構成になっており、作品番号24から27まで並んでいる4点の細部を比較しながら鑑賞することができます。
次に作品番号32『阿弥陀如来立像』。この阿弥陀様は、全長1mほどですが、ガラスケースの中にお立ちになられているので、ケースの高さも含めると2mくらいになるでしょうか。この高さが絶妙で、正面に立って見上げるとバッチリ目が合います!阿弥陀様とジーッと見つめ合ってしまいました。こちらはマスク越しですがニコッと笑ってみると、心なしか阿弥陀様もニッと笑ってくれたような…大丈夫です。気は確かです。
そしてもう1点。作品番号42『戯画図巻』です。こちらは単純に題材が面白い!日蓮と法然が腕相撲をしています。勝負の行方やいかに?!
『来迎~たいせつな人との別れのために』は5/22(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(2人まで)。

チラシと作品リスト

2022.05.10

京都市京セラ美術館 「ポンペイ展」

京都市京セラ美術館で開催中の「ポンペイ展」へ行きました。あいにくの雨ですが、休日とあってにぎわっています。会場に入ると、大型スクリーンに街が火砕流に飲み込まれる様子(イメージ)が映し出され、場内では、発掘された遺物とともに施設や邸宅の一部が再現され、当時の人々の暮らしが体験できるようになっていました。
フレスコ画や精緻なモザイク画は、永年灰に覆われていたためか、損傷が少なく良い状態を保っています。アサヒメイトでもご紹介したブロンズ像「踊るファウヌス」は、邸宅の玄関広間で主や客人の目を楽しませていたようです。伸ばした手の指や背中の筋肉が躍動感にあふれ、それゆえ人々を襲った悲劇と世の儚さに胸が締めつけられました。
会場は撮影OKで、あちこちからスマホのシャッター音が響きます。とりわけ注目を集めていたのが、炭化した大きなパン。近くには食卓に置かれたパンの静物画があり、私も思わず見比べてしまいました。
「ポンペイ展」は何度か来日しており(2001年には神戸)、今回はその「決定版」とのこと。現地では発掘作業が続いており、これっきりではないと思いますが、ぜひ会場へ足を運び、古の人々の暮らしに思いを馳せてください。
会期は7月3日まで。朝日友の会会員証で1人200円引き、同伴3人まで100円引きです。

ファウヌスは、古代ローマの森の神

丸焦げになってしまった、ふかふかのパン(右奥)。
いちじく(左奥)やブドウ(手前)も。

2022.05.06

4/29(金)関西フィル 第327回定期演奏会

4月29日、関西フィルハーモニー管弦楽団第327回定期演奏会に行きました。
アサヒメイト4月号でご紹介した公演です。
「純情なる音世界~Pure Heart Orchestra」と銘打たれた新シーズンの開幕を飾る公演で、
指揮者・下野竜也さんは関フィル定期公演初登場。
オール・ドヴォルザークの慈しみに満ちた世界を堪能するラインナップです。
前半は序曲三部作「自然と人生と愛」作品91~93。
母国チェコでも三曲まとめて演奏されることは少ないという貴重な機会でした。
後半のメインは懐かしい薫りが満載でどこか心が安らぐ明朗な「交響曲第6番」。
初めて聴くのに懐かしい、心温まるドヴォルザークらしいナンバー。
下野さんの指揮は情熱的で、演奏者と刺激し合いつつ熱量が高まり、
観客の気持ちも高揚する、生の演奏ならではの一体感・醍醐味を存分に味わえる公演でした。

公演チラシとプログラムとチケット

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