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2024.12.25
12/21(土)藤岡幸夫のクリスマス・ファンタジア
サンタさん、1年振りです。今年も素敵なお召し物ですね。
恒例の大人気コンサート。今年はバラエティに富んだ幕の内弁当のようなプログラムでした。まずはクリスマスらしくアンダーソンの「そりすべり」と「クリスマス・フェスティバル」から始まり、オルガン・片桐聖子さんの演奏で、ソプラノ・村岡瞳さんの「アヴェ・マリア」。藤岡さんも「度胸がある」と評されていましたが、パイプオルガンの横から堂々たる歌いっぷり。ドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」より“白銀の月”では、チェコ語で見事な歌を披露してくれましたが、兵庫県出身で奈良県在住、生粋の関西っ子の村岡さんは、お話しすると親しみやすい関西イントネーションでした。
後半は、J.シュトラウスⅡの喜歌劇「こうもり」より序曲からスタート。フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より前奏曲、ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」より“ワルツ”、レオンカヴァッロの歌劇「道化師」より間奏曲と、ストーリー性のあるラインアップ。クリスマスとは関係なくても、華やかで怪しげで、まるでオムニバス劇を観ているような楽しさがありました。ラストは鉄板で盛り上がるラヴェルの「ボレロ」。そしてアンコールはみんなで歌う「きよしこの夜」。きっちりと聖夜の厳かな雰囲気に終着しました。