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スタッフブログ

2022.10.21

大阪中之島美術館「ロートレックとミュシャ」展

10月14日、大阪中之島美術館で開催される「ロートレックとミュシャ」展の内覧会へ行ってきました。「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる19世紀末のパリで活躍し、ポスターを芸術の域に高めた2人、ロートレックとミュシャの代表作が展示されています。実はこれらのほとんどが、大阪市・天保山にあった旧サントリーミュージアムのコレクション。2010年に休館になり大阪市に寄託され、久しぶりに公開されました。
興味深いのは、同じ作品のステート(刷りの段階)違いを見られること。たとえばミュシャが手がけた舞台女優サラ・ベルナールのポスターなら、背景のデザインが変更されたり、会場の名前が追加されたりしています。そして個人的には、ポスターのタイトル文字に目が止まりました。すべて画家の手描きで、細部にまでこだわっています。デジタルが主流の現代では、パソコンの文字はきれいに整っていますが、なんだか物足りない。画家の情熱がストレートに伝わってきて、とても新鮮でした(30年ほど前は日本の広告もそうだったよなぁ・・とつい感傷的に)。
ショップでは、額装されたミュシャのリトグラフ(小判サイズ)が売られています。すべて本物で、早い者勝ちなのだとか。ミュシャ好きな方はこちらも必見です!
「ロートレックとミュシャ」展は2023年1月9日(月・祝)まで。朝日友の会会員証提示で3人まで団体料金に割引です。

Hミュシャ

ダイビルの2F通路から眺める大阪中之島美術館。後ろに国立国際美術館が見える

Hミュシャ2

アルフォンス・ミュシャ「ジスモンダ」(左)「ジスモンダ(文字のないステート)」(右)1894年 ともにサントリーポスターコレクション、大阪中之島美術館寄託

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