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スタッフブログ

2022.01.11

京都国立近代美術館 『上野リチ』

まず感じたのは、上野リチが手掛けたデザインには、不快に感じる要素が全くないということ。例えばこれが芸術であれば、作者の強い主張がときには観るものに嫌悪感を惹起することもあります。もちろんそれが悪いということではありません。不快なものを直視することも必要です。でも壁紙、テキスタイル、小物入れ、マッチ箱カバーなど、日常的に視界に入るもののデザインは、不快なものであってほしくない。上野リチのデザインは刺激的すぎず、かといって無味無臭なわけでもなく、やさしく細胞を活性化してくれるような心地よさがありました。
どれもこれも素敵なものばかりで、あまり絞り込めなかったのですが、今回のスペシャルお気に入りは以下の4点。
・Ⅰ-2-31リキュールグラス…シャープなデザインでありながら柔らかい色合いが繊細な造りのグラスにピッタリ
・Ⅱ-2-03そらまめ…色違いで3種展示されていましたが、薄藤色か浅紫のような淡い紫色のものが好みです
・Ⅱ-2-18クレムリン…堅牢で近寄り難いイメージですが、上野リチの手に掛かればポップで親しみやすいデザインに
・Ⅱ-2-23ボンボニエールのデザイン…アマビエに似ていて気になる
『上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー』は1/16(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(3人まで)。

ポストカード、クリアファイル、一筆箋、マスキングテープ、トートバッグetc.グッズも色々ありました

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