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スタッフブログ

2020年10月

2020.10.28

洋ナシ「マーガレット・マリラ」

おいしい食べ方やレシピの案内付

やわららかくてジューシーです

10月某日、アサヒメイト9月号のアスク通販で販売したマーガレット・マリラを食べてみました。北海道増毛町産の洋ナシの1種です。繊細な果物なので、1個1個きちんとビニールに包まれて届きました。
洋ナシは追熟させる必要があるとのことで、ダンボールに入れた常温のままで待つこと4~5日。そっとダンボールを開けて、覗いてみると、い~い具合に黄色くなって、ふんわりとマリラちゃんの香りが漂っています。
洋ナシの中でも最大級の大きさだそうで、2~3人で分けても充分食べ応えがあります。食感は梨のシャキッと桃のハムッの中間くらい、瑞々しくスッキリと爽やかな甘さです。ああ、もっと言葉を尽してお伝えしたいのですが、彦摩呂さんのように上手い表現が出てこない。とにかく美味しい!です!!ジュースにしてもジェラートにしてもジャムにしてもパイにしても、何にでも合いそう。
旬の時期に旬のものを食べる。これ至福なり。

2020.10.23

天理大学附属 天理参考館で「再発見」された江戸期の瀬戸内屏風を公開!

天理大学附属 天理参考館 外観

アサヒメイト11月号でご案内している通り、この度、天理大学附属天理参考館と新たに提携しました。その天理参考館にて開催中の特別展「大航海時代へ―マルコ・ポーロが開いた世界―」(10/2112/14)で、『瀬戸内海西海(さいかい)航路図屏風』が展示されています。この屏風は、60年余り行方がわからなくなっていたものが、大学側の調査で再発見されたそうです。行方不明の間、研究資料としては京都国立博物館所蔵の模写本が使用されていましたが、その原本とのこと。美しい金箔に彩られた全長約6メートルの屏風は、貴重な資料であると同時に、美術品としての鑑賞にも耐える迫力があります。私は作家では飯嶋和一が好きなのですが、まさに『黄金旅風』の世界に誘ってくれそうな作品です。
朝日友の会会員証の提示で、100円割引(1人)で入館していただけます。
(参考:朝日新聞大阪版夕刊20201014日4版9面)

2020.10.21

10/16(金)中之島プレミアムコンサート「まるフェス前夜祭」

左から髙橋幸子さん、國府利支恵さん、蔭山晶子さん

プログラム

今年も中之島まるごとフェスティバル(通称:まるフェス)の前夜祭が開催されました。出演はオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(Shion)より、オーボエ髙橋幸子(たかはしさちこ)さん、クラリネット蔭山晶子(かげやまあきこ)さん、ファゴット國府利支恵(こうとしえ)さんの華やかなお三方。トリオダンシュと呼ばれる木管三重奏です。
「水都」大阪にちなんで「水」や「海」をテーマにした選曲でした。Shionのライブラリアン津村さんの編曲によるSea Screens Medleyでは、誰もが知っている「う~み~はひろい~な~」がどこに隠れているのかを探すのが楽しかったです。また、お正月には必ず耳にする名曲『春の海』では、西洋楽器による演奏でも違和感なく「揺らぎ」が表現されていて、楽器の豊かな可能性を感じられました。アンコールは『オー・シャンゼリゼ』。明るく軽快なメロディーは、ままならない世相を吹き飛ばしてくれそうです。
私の貧しい聴覚でもはっきりとそれぞれの音が聴き分けられる三重奏。オケやソロとはまた違った楽しみ方ができたコンサートでした。

2020.10.19

「美術館めぐり」バスツアー『足立美術館で日本画のアートと庭園を』

足立美術館の枯山水庭

雄大な大山

今月は、昨年10月の『豊田市美術館でクリムト作品の魅力に触れる』から約1年ぶりに「美術館めぐり」バスツアーを実施することができました。行先は島根県安来市の「足立美術館」。開館50周年を記念して「日本画ベストアーティスト10」を開催中でした。
足立美術館に先立って、まずは腹ごしらえということで、米子の「食留芽(グルメ)」で昼食を。女将さんが美術好きの方で、店内には梅原龍三郎のラフ画が飾られており、思わぬところで美術鑑賞のウォーミングアップ。
足立美術館はもはや説明不要の有名美術館ですが、やはり生で見る庭園は格別でした。あの奥行きと立体感は二次元の写真や画像では味わえません。桂離宮が微に入り細を穿つ美だとすれば、足立美術館は近寄り難い程の圧倒的な造形美という印象です。
開催中の「日本画ベストアーティスト10」は、横山大観を始め、竹内栖鳳、安田靫彦、上村松園、橋本関雪など、オールスターの作品がズラリと勢揃い。数十センチほどの位置から細部を観察したり、少し距離を取って全体を眺めたり、連作をまとめて視界に入れたり、あの手この手で鑑賞できました。ぎっしりと人が密集していた昨年までではこうはいかなかったでしょう。私は美術鑑賞をする際、「どれでも好きな作品をあげるよ」と言われたら何を選ぶかなとよく考えるのですが、今回のお気に入りは横山大観『晩秋』です。シマリスと柿が描かれたこの作品の、渋くも愛らしい二面性に魅了されました。
今年は魯山人館も新たにオープンし、行って良かったと思えること間違いなしです。

2020.10.13

第56回京都非公開文化財特別公開 東福寺 三門・法堂

東福寺三門からの眺望

ヨークシャーテリア・モンブラン?(絞りたてモンブラン)

本日は、9月某日に行ってきた東福寺をレポートします。アサヒメイト9~11月号で掲載した第56回京都非公開文化財特別公開です。東福寺といえば、通天橋からの紅葉が有名ですが、今回公開されている三門と法堂(はっとう)も非常に見応えがありました。
まずは三門から。内部の様子は、当時の鮮やかな彩色が窺い知れると同時に、600年の年月の重みをずっしりと感じました。文化財としての三門そのものだけでなく、三門からの景色がまた抜群なんです!高層ビルも電柱も見えない景色を楽しめます。階段はとても急なので、今の時期は特に手摺を掴むのを控えている方もいらっしゃるかと思いますが、ここは安全のためにもしっかりと手摺を掴んで昇り降りすることをお勧めします。
法堂で特に興味深かったのは、火災によって焼損してしまった大仏の左手です。この東福寺大仏は約15メートルあり、東大寺の廬舎那仏に匹敵する大きさだったそうです。確かに、大きな大きな左手は焼損前の立派なお姿が想像できるものでした。
東福寺の後は、ジェイアール京都伊勢丹サロンのマールブランシュへ。秋はやっぱり栗!くり!KURI!ということで、同サロン限定の「絞りたてモンブラン」を味わい、心もお腹も大満足の1日でした。(私は勝手に「ヨークシャーテリア・モンブラン」と呼んでいます。似てませんか?)。

2020.10.09

10/3(土)「美しき日本のうた『秋』」

公演のチラシとプログラム

アサヒメイト6月号と7月号のアスクプレイガイド情報でご案内した「美しき日本のうた『~秋~』」(ザ・シンフォニーホール)に行ってきました。「この道」「ちいさい秋見つけた」「椰子の実」などお馴染みの童謡から、「糸」「見上げてごらん夜の星を」といった心に染みる名曲まで、幸田浩子さんの美しい澄んだ歌声を堪能しました。ピアノの藤満健さんのアレンジもとても素敵で、「もうあと5分!」とリクエストしたくなるほど。幸田さんがトークで「一体どんな発想であんなにすごいアレンジが出てくるのか」と感心されていましたが、全く同感です。アンコールは、武満徹「小さな空」と歌劇『竹取物語』より「告別のアリア~帝に捧げるアリア」。会場を出た後も、夜空を見上げて情感豊かなかぐや姫の声が蘇ってきました。
もう一つ印象に残ったのは、胸の前ではなく顔の前や頭の前まで腕を上げて、拍手をされている方が多かったこと。コロナ禍の中、「ブラボー!」と声を掛けられなくても、精一杯賞賛を送りたいという観客の方々の熱い想いが伝わってきました。
昨今よく取り上げられるような、外国人に「スゴイ!」と言われる日本も悪くはないけれど、やはり自分自身が懐かしい郷愁をもって、温かな気持ちで回想できる国に育ったことを、しみじみと有難いと感じました。

2020.10.05

10/3(土)朝日新聞社「『大阪都構想』オンライン記者トーク」開催

大阪市役所本庁舎

大阪都構想住民投票が11月1日に予定されています。
10月3日(土)14時から朝日新聞社で「『大阪都構想』オンライン記者トーク」が開かれました。砂原庸介・神戸大教授がゲストで招かれ、都構想を取材している記者が生出演し、「二重行政の解消」「経済効果」「特別区設置のコスト」「コロナ禍での住民投票」の四点について1時間半にわたって語り合われました。また、「なぜ再び住民投票をするのか」「災害対応への影響は」といった視聴者の質問や、SNS「#ニュース4U(#N4U)」取材班に寄せられた質問にも答えられました。締めくくりの砂原教授の「都構想の住民投票は大阪府、大阪市にとっては重要なことだが、日常の選挙がより大切。」とのご発言に、多くの方が頷かれたと思われます。
当日は、朝日友の会事務局も撮影現場に立ち会わせていただきました。日々取材の最前線にいる記者が生で語る様子を、普段はなかなか見ることはできません。取材で感じた印象や考えが、記者本人の口から語られる様子がとても興味深かったです。次回開催の際も、ぜひご視聴ください!

2020.10.01

9/22(火・祝)オーケストラ・アンサンブル金沢 大阪定期公演

入館前の検温

ロビーのソファーにはこんな表示が

9月にホームページをリニューアルしました。せっかく新しくなるなら、ということでこれを機にブログを始めることにしました。皆様にこのホームページを更に楽しんでいただけるよう、色々な話題を提供していきたいと思います。
さて、初ブログの初トピックは、なんといっても先週9/22に開催された「オーケストラ・アンサンブル金沢 大阪定期公演」です。何せ、2/8「千住真理子 スウィート・バレンタイン」以来の主催コンサート。無事に開催できて感無量です。
アサヒメイト9月号でご案内した通り、指揮者は三ツ橋敬子さんに変更になりました。検温、アルコール消毒、休憩なし、規制退場等々、今までと勝手の違うことは多々ありましたが、来場されたお客様には、OEKの力の入った演奏を存分にお楽しみいただけたのではないかと思います。
個人的には、モーツァルトの39番を聴きながら、ヴァイオリンのニスがシンフォニーホールの照明を美しく反射する光景に、「ああ、これぞ生演奏だなぁ」と実感しました。
演奏中ふと気になったのは、ソロの北村朋幹さんが座っていた椅子です。皆様お気付きになりましたか?なんと、会議室などで使用する、脚がスチール製のスタッキングチェアを四段重ねにされていたんです!後で、理由をお聞きしたところ、北村さんはその椅子で演奏するのが、最も力を込められるからだそうです。金沢公演では三段重ねだったとのこと。これから北村さんの演奏会に行かれる方は、是非どんな椅子を何段重ねにされているか、注目してみてください。

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