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スタッフブログ

美術館・博物館

2020.12.02

大阪市立美術館 特別展『天平礼賛』

大阪市立博物館で開催中の特別展『天平礼賛』に行ってきました。天王寺の新名所“てんしば”の先にある西洋風建築の館内は、大理石に覆われた壁や床、シャンデリアの輝き…ホールに入るなり別世界に引き込まれます。
“天平美術は日本美術の古典”とのコピーの通り、絵画のほか彫刻や書物、仏像など幅広い展示物に圧倒されました。絹や麻に描かれた美しいデザインに魅了される中、お気に入りは奈良時代の「蓮華文軒丸瓦」(8世紀)。円を組み合わせハスに見立てた地味で単純な文様ですが、シールにして自分の文具やスマホケースに貼りたくなるような、現代でも通じるデザイン性を感じました。販売してくれないかなー。
街にクリスマスキャロルが流れるこの頃、和の世界を存分に堪能しました。
※同展は12/13(日)まで開催。朝日友の会会員証提示で200円引になります(1人)。

"てんしば"からは通天閣が見えます

建物は登録有形文化財です

2020.11.25

聖徳太子 時空をつなぐものがたり

聖徳太子「時空をつなぐものがたり」

クリスマスツリー

現在、香雪美術館で開催されている「聖徳太子 時空をつなぐものがたり」。
時とともに変貌を遂げる太子の伝記やゆかりの作品が展示されています。香雪美術館が所蔵する作品の修理もクローズアップされ、「聖徳太子像」と「聖徳太子絵伝」の修理が完成したのを記念した特別展です。
「聖徳太子 時空をつなぐものがたり」は12/13(日)まで開催。朝日友の会会員証提示で一般のみ団体料金に割引になります(2人)。
今の時期は中之島香雪美術館のあるフェスティバルタワーウエスト1階には、3階まで続く長いエスカレーター脇にクリスマスツリーが飾られています。

2020.11.11

京都文化博物館 特別展『舞妓モダン』

京都文化博物館別館(重要文化財)

「鉄板こがめ」店長兼料理長の緒方さん

現在開催中の京都文化博物館『舞妓モダン』を鑑賞してきました。烏丸御池5番出口から出てすぐの三条通りを歩いて数分。三条通り沿いに出入口があるのは旧日本銀行京都支店(重要文化財)の別館の方です。辰野金吾も設計に携わった別館を抜けて、本館に入ります。まずは4階から。色とりどりの着物に身を包んだ、時にあどけなく時に妖艶に描かれた舞妓たちが次々と姿を見せてくれます。髪型、化粧、着物の着付け方、立ち居振る舞い…その独特の様式美が多くの画家たちの創作意欲を刺激してきたことが伺えます。文化史的観点からも興味深い作品がたくさんありました。今回のお気に入りは、竹久夢二と野長瀬晩花の合作、『京女百態』という絵巻物です。留置場に入っている女性が赤ん坊を抱いていたり、島原道中の太夫をオペラグラスで眺めている人がいたり、面白い!ポスターやチラシにも使われている北野恒富『戯れ』も、手触りが伝わってきそうな着物の絞りの質感が素晴らしかったです。
鑑賞後は、高倉通りを1分ほど北上したところにある「鉄板こがめ」へ。京風のだしの効いたお料理はどれも絶品です。お酒も好みに応じて、セレクトしてくれます。調理した状態で出してくれるので、油が服にはねる心配もありません。文博鑑賞後のお食事に是非おススメします。
『舞妓モダン』は11/29(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(6人まで)。

2020.11.09

西宮市大谷記念美術館「今竹七郎展」

今竹七郎展

今竹七郎デザインのお馴染み商品

西宮市大谷記念美術館で開催されている「今竹七郎展」に行ってきました。
今竹七郎という名前は知らなくても、輪ゴム「オーバンド」の黄色と茶色のパッケージ、メンソレータムのナースなど、みなさんどこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。これらをデザインした今竹七郎は神戸市に生まれ、戦中から94歳で亡くなるまで西宮市に居住していました。没後20年の今年、大谷記念美術館が所蔵する原画や当時のデパート広告や企業広告、商品パッケージなど多数展示されていて、見ごたえ充分な展覧会でした。
鑑賞後は館内のカフェでお庭を眺めながら、ほっと一息Teatime。穏やかな秋の休日を楽しみました。
「今竹七郎展」は12/6(日)まで開催。朝日友の会会員証提示で一般のみ1人20%割引になります。

2020.10.23

天理大学附属 天理参考館で「再発見」された江戸期の瀬戸内屏風を公開!

天理大学附属 天理参考館 外観

アサヒメイト11月号でご案内している通り、この度、天理大学附属天理参考館と新たに提携しました。その天理参考館にて開催中の特別展「大航海時代へ―マルコ・ポーロが開いた世界―」(10/21~12/14)で、『瀬戸内海西海(さいかい)航路図屏風』が展示されています。この屏風は、60年余り行方がわからなくなっていたものが、大学側の調査で再発見されたそうです。行方不明の間、研究資料としては京都国立博物館所蔵の模写本が使用されていましたが、その原本とのこと。美しい金箔に彩られた全長約6メートルの屏風は、貴重な資料であると同時に、美術品としての鑑賞にも耐える迫力があります。私は作家では飯嶋和一が好きなのですが、まさに『黄金旅風』の世界に誘ってくれそうな作品です。
朝日友の会会員証の提示で、100円割引(1人)で入館していただけます。
(参考:朝日新聞大阪版夕刊2020年10月14日4版9面)

2020.10.19

「美術館めぐり」バスツアー『足立美術館で日本画のアートと庭園を』

足立美術館の枯山水庭

雄大な大山

今月は、昨年10月の『豊田市美術館でクリムト作品の魅力に触れる』から約1年ぶりに「美術館めぐり」バスツアーを実施することができました。行先は島根県安来市の「足立美術館」。開館50周年を記念して「日本画ベストアーティスト10」を開催中でした。
足立美術館に先立って、まずは腹ごしらえということで、米子の「食留芽(グルメ)」で昼食を。女将さんが美術好きの方で、店内には梅原龍三郎のラフ画が飾られており、思わぬところで美術鑑賞のウォーミングアップ。
足立美術館はもはや説明不要の有名美術館ですが、やはり生で見る庭園は格別でした。あの奥行きと立体感は二次元の写真や画像では味わえません。桂離宮が微に入り細を穿つ美だとすれば、足立美術館は近寄り難い程の圧倒的な造形美という印象です。
開催中の「日本画ベストアーティスト10」は、横山大観を始め、竹内栖鳳、安田靫彦、上村松園、橋本関雪など、オールスターの作品がズラリと勢揃い。数十センチほどの位置から細部を観察したり、少し距離を取って全体を眺めたり、連作をまとめて視界に入れたり、あの手この手で鑑賞できました。ぎっしりと人が密集していた昨年までではこうはいかなかったでしょう。私は美術鑑賞をする際、「どれでも好きな作品をあげるよ」と言われたら何を選ぶかなとよく考えるのですが、今回のお気に入りは横山大観『晩秋』です。シマリスと柿が描かれたこの作品の、渋くも愛らしい二面性に魅了されました。
今年は魯山人館も新たにオープンし、行って良かったと思えること間違いなしです。

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