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2024.06.12

兵庫県立美術館 『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』

ナショナル・カミングアウト・デー  クラック・ダウン!   

赤と青の物語(一部)

シンプルな線と明るい色彩の作風から、ポップカルチャーの代名詞的な存在感を放つキース・ヘリングですが、その大衆性は、主たる活動の場が人種の坩堝と言われるニューヨークだったからこそ、より大きな意味をもったのではないかと思います。どんなに芸術的で高尚でも伝わらない啓発ポスターに意味はありません。その点、ヘリングのポスターは人種も年齢も性別も生活環境も問わず、誰にでも伝わる強いインパクトがあります。「鑑賞者もまたアーティスト」だとして受け手に解釈を委ねる寛容性。一方で、人類が犯し続ける過ちに警鐘を鳴らす力強くも悲痛なメッセージ性。時代を象徴する時事性と、時代を超えて訴えかける普遍性。ヘリングの作品から受けるイメージは様々で、シンプルな作品とは対照的です。
特に印象に残ったのは5章「アートはみんなのために」で展示されていた『赤と青の物語』。作品を起点に物語を創造することを目的としたもので、実際に物語創作コンテストなどの教育プログラムでも採用されているそうです。「写真で一言」ならぬ「ヘリングで一言」のような使い方をしても発想力の訓練になるのではないかと思いました。
『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』は6/23(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(2人)。

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