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スタッフブログ

2022.04.28

神戸市立博物館 『大英博物館 ミイラ展~古代エジプト6つの物語~』

一部、撮影可のエリアがあります。

平日限定のハガキをいただきました。

神戸市立博物館で開催されている『ミイラ展』に行ってきました。会期が長いのでアサヒメイトでは1月号から5月号まで5号連続でご案内しており、またもや「赤アメンイリイレト青アメンイリイレト黄アメンイリイレト」を練習する時間はたっぷりありました(エジプトといえば早口言葉!)。
かつては生きた人であったミイラ。おそらく多くの人が、生々しい生死とは切り離し、鑑賞の対象物として客体化することで、平然と対峙できているのではないでしょうか。でも本展では、最新の研究から明らかになったミイラの個の属性をあわせて紹介することで、彼らもかつては同じ地球上で生活していた人であったという事実に我々を立ち戻らせてくれます。食品やアクセサリー、楽器、子どものおもちゃなど、生活に密着した展示品は、彼らが生きた時代の日常はどのようなものだったのかという想像を助けてくれました。
今回のお気に入りは、作品番号174「メリセクメトという子供の葬祭用ステラ」です。状態の良いステラがたくさん展示されていましたが、鮮やかな彩色が特に印象に残りました。また4人目のミイラ、タケネメトのコーナーは、タケネメトのミイラ、内棺、中棺、外棺が同じスペースに連続して展示されており、興味深いものでした。外棺は大きくて迫力があるのですが、ミイラ本体は外棺よりもずっと小さく、布でグルグル巻かれエコノミー症候群になりそうな状態で、ストレッチしたいだろうなぁなどと考えてしまいました。
2時間以上かけましたが、それでも時間が足りず、最後は閉館時間が近づき駆け足になってしまうくらい充実した鑑賞となりました。
『大英博物館 ミイラ展~古代エジプト6つの物語~』は5/8(日)まで開催。「事前予約優先制」です。GW期間中は混むかもしれませんので、事前予約してから行かれることをお勧めします。朝日友の会会員証の提示で団体料金に割引になります(5人まで)。

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