スタッフブログ
2021.06.25
泉屋博古館 『ゆかた 浴衣 YUKATA』
緑に包まれた泉屋博古館
型紙(結び紐)と浴衣の見本裂
浴衣の似合う大人の女性になりたかったスタッフHです。すでにいい大人ですが・・。歩く姿に自信がありません。
さて、梅雨の晴れ間、京都・鹿ケ谷にある泉屋博古館へ行ってきました。朝日新聞社主催の「ゆかた展」、本来は昨年夏の予定でしたが延期になり、ようやく開催です!
展示は浴衣の歴史から近代へのデザインの変遷が中心。興味深かったのは、江戸時代にセミオーダーの注文方式があったこと。今でいうカタログを手にする女性(浮世絵)と、実際の生地のサンプルが展示されていました。
また、たおやかな美人画を多く描いた日本画家・鏑木清方がデザインした浴衣の生地も。これは婦人雑誌の懸賞賞品だったそうです。単色で派手さはありませんが、優しく伸びやかな線で描かれた露草と猫じゃらしに心ひかれました。
展覧会は7月19日まで。前期(6月27日まで)・後期(6月29日から)で大幅な展示替えがあります。朝日友の会会員証の提示で20%割引(2人まで)。