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スタッフブログ

コンサート

2020.11.04

10/25(日)及川浩治ピアノ・リサイタル

公演のチラシとプログラム

2020年はベートーヴェン生誕250年。ベートーヴェン・プログラムの公演がたくさん予定されていました。コロナ禍により多くの公演が中止になりましたが、その無念を晴らしてくれるような及川さんのリサイタルでした。バッハ『主よ、人の望みの喜びよ』の穏やかで癒されるメロディーに始まり、ショパン『雨だれ』、エルガー『朝のあいさつ』、リスト『愛の夢』と名曲のオンパレード。MCでは歌も披露してくれました(ちゃんと5mの距離を取って!)。クライマックスはベートーヴェン交響曲第5番『運命』です。前半の優しい雰囲気とは打って変わって、ピンと張り詰めた空気の中に響く運命の鼓動。こんな凄まじい曲を作ったベートーヴェンにも編曲したリストにも、その曲を10本の指で弾きこなす及川さんにも、敬服する以外ありません。とにかく圧倒されました。普段は腰が低く、気さくで親しみやすいお人柄の及川さんですが、舞台の上で『運命』を弾く姿は楽聖ベートーヴェンが乗り移ったかのよう。素晴らしい力演には、たくさんのスタンディング・オベーションが送られました。
最近はオンラインで音楽を楽しむ機会も増えましたが、どんなに優れたスピーカーを使っても、あの緊迫感までは味わうことができません。生で優れた音楽を聴く有難さをつくづく感じました。

2020.11.02

10/24(土)中之島プレミアムコンサート「~鍵盤ハーモニカが奏でる魔法の音~」

中之島まるごとフェスティバル(通称:まるフェス)のイベントの終盤を飾ったのは鍵盤ハーモニカコンサート。出演は「ピアニカの魔術師」ミッチュリーさん、ギターの高田亮介さん、ドラムのSEAIさんです。最初はクラシックメドレー、ついつい闘争心が掻き立てられる『天国と地獄』からスタート。アニメ、タンゴ、ポップス、ジャズといった多彩なジャンルの名曲を、正に魔術師!という最高にかっこいいアレンジで聴かせてくれました。ピアニカのマル秘テクニックやカスタネット講座には、子どもたちも身を乗り出して興味津々。『アンパンマンのマーチ』は、コロナ禍で落ち込んでいたミッチュリーさんが立ち直るきっかけになった曲とのこと。アンパンマンの世界観は私も大好きです。大人になってから改めて心に刺さる作品です。
アンコールは、アニメ『鬼滅の刃』主題歌『紅蓮華』、大ヒット中のYOASOBI『夜に駆ける』、そしてお馴染みの『パプリカ』。音楽のジャンルの一つに「ソウル・ミュージック」がありますが、ミッチュリーさんの演奏は、ジャンルという意味ではなく真に魂のこもった音楽という意味で、ソウル・ミュージックだと感じました。
全国各地の学校を中心に活動されているピアニカの魔術師の皆さん、その志は未来を担う子どもたちにきっと届いています。

左からSEAIさん
ミッチュリーさん
高田亮介さん

見事な両手奏法でした

プログラム

2020.10.21

10/16(金)中之島プレミアムコンサート「まるフェス前夜祭」

左から髙橋幸子さん、國府利支恵さん、蔭山晶子さん

プログラム

今年も中之島まるごとフェスティバル(通称:まるフェス)の前夜祭が開催されました。出演はオオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ(Shion)より、オーボエ髙橋幸子(たかはしさちこ)さん、クラリネット蔭山晶子(かげやまあきこ)さん、ファゴット國府利支恵(こうとしえ)さんの華やかなお三方。トリオダンシュと呼ばれる木管三重奏です。
「水都」大阪にちなんで「水」や「海」をテーマにした選曲でした。Shionのライブラリアン津村さんの編曲によるSea Screens Medleyでは、誰もが知っている「う~み~はひろい~な~」がどこに隠れているのかを探すのが楽しかったです。また、お正月には必ず耳にする名曲『春の海』では、西洋楽器による演奏でも違和感なく「揺らぎ」が表現されていて、楽器の豊かな可能性を感じられました。アンコールは『オー・シャンゼリゼ』。明るく軽快なメロディーは、ままならない世相を吹き飛ばしてくれそうです。
私の貧しい聴覚でもはっきりとそれぞれの音が聴き分けられる三重奏。オケやソロとはまた違った楽しみ方ができたコンサートでした。

2020.10.09

10/3(土)「美しき日本のうた『秋』」

公演のチラシとプログラム

アサヒメイト6月号と7月号のアスクプレイガイド情報でご案内した「美しき日本のうた『~秋~』」(ザ・シンフォニーホール)に行ってきました。「この道」「ちいさい秋見つけた」「椰子の実」などお馴染みの童謡から、「糸」「見上げてごらん夜の星を」といった心に染みる名曲まで、幸田浩子さんの美しい澄んだ歌声を堪能しました。ピアノの藤満健さんのアレンジもとても素敵で、「もうあと5分!」とリクエストしたくなるほど。幸田さんがトークで「一体どんな発想であんなにすごいアレンジが出てくるのか」と感心されていましたが、全く同感です。アンコールは、武満徹「小さな空」と歌劇『竹取物語』より「告別のアリア~帝に捧げるアリア」。会場を出た後も、夜空を見上げて情感豊かなかぐや姫の声が蘇ってきました。
もう一つ印象に残ったのは、胸の前ではなく顔の前や頭の前まで腕を上げて、拍手をされている方が多かったこと。コロナ禍の中、「ブラボー!」と声を掛けられなくても、精一杯賞賛を送りたいという観客の方々の熱い想いが伝わってきました。
昨今よく取り上げられるような、外国人に「スゴイ!」と言われる日本も悪くはないけれど、やはり自分自身が懐かしい郷愁をもって、温かな気持ちで回想できる国に育ったことを、しみじみと有難いと感じました。

2020.10.01

9/22(火・祝)オーケストラ・アンサンブル金沢 大阪定期公演

入館前の検温

ロビーのソファーにはこんな表示が

9月にホームページをリニューアルしました。せっかく新しくなるなら、ということでこれを機にブログを始めることにしました。皆様にこのホームページを更に楽しんでいただけるよう、色々な話題を提供していきたいと思います。
さて、初ブログの初トピックは、なんといっても先週9/22に開催された「オーケストラ・アンサンブル金沢 大阪定期公演」です。何せ、2/8「千住真理子 スウィート・バレンタイン」以来の主催コンサート。無事に開催できて感無量です。
アサヒメイト9月号でご案内した通り、指揮者は三ツ橋敬子さんに変更になりました。検温、アルコール消毒、休憩なし、規制退場等々、今までと勝手の違うことは多々ありましたが、来場されたお客様には、OEKの力の入った演奏を存分にお楽しみいただけたのではないかと思います。
個人的には、モーツァルトの39番を聴きながら、ヴァイオリンのニスがシンフォニーホールの照明を美しく反射する光景に、「ああ、これぞ生演奏だなぁ」と実感しました。
演奏中ふと気になったのは、ソロの北村朋幹さんが座っていた椅子です。皆様お気付きになりましたか?なんと、会議室などで使用する、脚がスチール製のスタッキングチェアを四段重ねにされていたんです!後で、理由をお聞きしたところ、北村さんはその椅子で演奏するのが、最も力を込められるからだそうです。金沢公演では三段重ねだったとのこと。これから北村さんの演奏会に行かれる方は、是非どんな椅子を何段重ねにされているか、注目してみてください。

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