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2024.05.28

髙島屋大阪店 『出版160周年記念 不思議の国のアリス展』

自分がアリスになりきって写真を撮れるスポットも!

こんな風に比較対照できるように展示されています

マクミラン社から出版されたアリス本の挿絵は、ルイス・キャロル自身が依頼したジョン・テニエルに始まり、ハリー・シーカー、ジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスという4人の画家の手によって、時代を跨いですべてがカラー化されました。それらが一挙に公開された貴重な展覧会です。それぞれの画家の挿絵が横並びで展示されているので、比較しながら鑑賞できます。色やタッチの違いで、アリスが少し大人びて見えたり、幼く見えたり…素っ頓狂なキャラクターたちが不気味に見えたり、滑稽に見えたり…
色合いの違いが印象的だったのは、ハートの女王がアリスをにらみつけて「この者の首をはねよ!」と言っている場面。遠景の色が、ハリー・シーカーの彩色では夕方から夜のように暗く濃く、リトル・フォークス・エディション(彩色者不明)では昼間のように明るく見えます。人物の影は、着色前のジョン・テニエルの挿絵の通り、前方から斜め右奥方向に伸びており共通しています。影という自然科学の法則に忠実な現象と、法則なんておかまいなしのワンダーランド。その対比に、作品の世界観が凝縮されているように感じられました。
『出版160周年記念 不思議の国のアリス展』は5/29(水)まで開催。朝日友の会会員証の提示で無料になります(1人)。

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