スタッフブログ
2024年10月
2024.10.29
10/20(日)及川浩治 オール・ショパン ピアノ・リサイタル
アンコールも含めて「オール・ショパン」でした
今年は、名曲と難曲がズラリと並んだオール・ショパンプログラム。「情熱のピアニスト」と称される及川さんですが、情熱だけではない様々な趣のショパンをみせてくれました。前半最後の”木枯らし”が特に印象的でした。及川さんのリサイタルで聴くのは初めてでしたが、表情豊かな演奏に圧倒されました。嬉しかったのはアンコール最後のノクターン”遺作”。個人的に及川さんの”遺作”が好きなので、内心で「キターッ」と快哉を叫ぶような気持ちでした。公演終了後は楽屋口でサイン会。ついさっきまで鍵盤の上を縦横無尽に動いていた手でペンを握りさらさらと。サインから音が流れるわけではありませんが、ショパンがリフレインしてきそうな特別感があります。及川さん、新幹線の時間が迫る中、ギリギリまでありがとうございました!
2024.10.24
眷属展にいきました☆
みなさまこんにちは
やっと涼しくなったと思ったら、またもや暑い日もあり…
今年の秋は中々安定しませんね
しかーし!「芸術の秋」はやってきていますよ(笑)
先日、龍谷ミュージアムで開催中の「眷属(けんぞく)」に行ってきました
(10月22日から後期に展示替えしています)
眷属
仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のこと。仏教美術では主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っています。(龍谷ミュージアムHPより)
今回の展示では、曼荼羅や仏像、書物、経典など、様々な眷属に関する仏教美術を揃えています。
第1章「眷属ってなんだ?」では、曼荼羅図などの、どのあたりに眷属が描かれているのか、
また、仏様によって描かれている眷属の違いなどを、イラストで細かく説明しています。
第2章「護法の神々」ではより詳しく各御仏に仕える眷属を個別に紹介。
薬師如来の十二神将、般若菩薩の十六善神、千手観音の二十八部衆や、元々は鬼女であった十羅刹女など、
同じ眷属でも各時代や技法によって描かれ方が異なりますが、それぞれの作品からは力強さが伝わります。
第3章「ほとけに仕える子ども」では、今回の展覧会のメインキャラクターでもある、
不動明王の眷属童子「矜羯羅(こんがら)」「制吒迦(せいたか)」の像も。
(作品の説明も、こんがらとせいたかが担ってくれてます)
あれっ、地蔵菩薩の眷属にも、2童子がいる?!(←作品をぜひご覧ください(笑))
そして、第4章「果てしなき眷属の世界」の中には神狐像も含まれているのを見て、
なるほど、眷属として従事するのは動物も含まれるのだなぁと思ったりしました。
眷属たちの頭の上にも、ぜひ注目してみてください
仏教界の名わき役ともいえる眷属にスポットを当てた今回の展示内容、
荘厳な空間の中にユニークな一面も垣間見られ、個人的には斬新さを感じられた展覧会でした
ぜひみなさま足をお運びくださいませ
眷属(けんぞく)
龍谷大学 龍谷ミュージアム
11月24日(日)まで。月曜休館(11月4日は開館。翌日休館)
10時~17時※10月の金曜は20時まで。入館は閉館30分前まで。
一般1,600円(団体1,400円)、大学・高校生900円(700円)、中学・小学生500円(400円)
朝日友の会会員証利用で団体料金に割引(4人)
龍谷ミュージアム
看板がお出迎え
中国・新疆ウイグル自治区のベゼクリク石窟寺院の回廊復元図。
メインキャラクターと記念撮影も♪
2024.10.11
大阪中之島美術館「塩田千春 つながる私(アイ)」
ドイツ・ベルリンを拠点に活躍する大阪出身の現代美術家、塩田千春さん。大阪中之島美術館で、大規模な個展が開催されています。私も秋晴れの日に行ってきました。
館内のエスカレーターを上がってすぐ目に飛び込んできたのは、天井から降り注ぐ赤い糸と巨大なドレス。第二次世界大戦時、オーストリアの強制収容所にいた囚人と職員の絆がモチーフになっているそうです。この作品の中を通って展示室へ向かうのですが、ふと見上げると、びっしりと網目模様が広がっていました。作品全体が緻密に計算され、編み込まれていることに驚き、制作過程を知りたくてうずうずしてしまいました。
海外に暮らし、闘病を経験し、作品を通じて「生きることとは」「存在とは」と問い続けている塩田さん。赤い糸が表すのは血管であり、人と人を結びつける見えない糸なのだとか。スライドショーでは、彼女が作品を生み出すまでの心の葛藤や強い想いを伺い知ることができます。
そして会場の中心にあったのは、大作「つながる輪」。今年の夏、「つながり」をテーマに広くエピソードを募集して、集まった1500枚以上の紙が赤い糸で編み込まれ、大きな輪のように宙に浮かんでいます。のぞき込むと、大切な家族や友人へのメッセージが綴られていました。
私たちは社会や家庭の中で、さまざまな人とつながりを持って生きています。コロナ禍での行動制限を経てふたたび時間が動き出したいまだからこそ、塩田さんの作品と対峙することで、心の深淵から込み上げてくるものがありました。展覧会は12月1日(日)まで。朝日友の会会員証提示で一般のみ3人まで団体料金割引になります。
1500以上のメッセージが宙に浮く「つながる輪」
2024.10.08
アサヒメイト9月号プレゼント
ご当選されたみなさま、おめでとうございます!!
美術展招待券とチラシ
ご報告が遅くなりましたが、アサヒメイト9月のプレゼント全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
今月は予想通り「佐渡のめぐみセット」が1位、続いてこちらも毎回人気が高い「京都東急ホテル 宿泊券(1泊朝食付き)」。その後は「美しい春画」、「デ・キリコ展」、「塩田千春 つながる私(アイ)」、「眷属(けんぞく)」と朝日友の会会員さまに人気が高い美術展招待券に、「ポップサーカス神戸公演 前売入場券」が続きました。
今回は、美術展招待券が4種と多く提供できました。やっと長かった暑さから解放され、行楽の秋到来という感じになりつつあります。各美術展11月下旬または12月初めまで開催しておりますので、当選されなかった方も会員割引をご利用いただいて、過ごしやすい気候の間にぜひ足をお運びください。
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