スタッフブログ
2024.10.24
眷属展にいきました☆
みなさまこんにちは
やっと涼しくなったと思ったら、またもや暑い日もあり…
今年の秋は中々安定しませんね
しかーし!「芸術の秋」はやってきていますよ(笑)
先日、龍谷ミュージアムで開催中の「眷属(けんぞく)」に行ってきました
(10月22日から後期に展示替えしています)
眷属
仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のこと。仏教美術では主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っています。(龍谷ミュージアムHPより)
今回の展示では、曼荼羅や仏像、書物、経典など、様々な眷属に関する仏教美術を揃えています。
第1章「眷属ってなんだ?」では、曼荼羅図などの、どのあたりに眷属が描かれているのか、
また、仏様によって描かれている眷属の違いなどを、イラストで細かく説明しています。
第2章「護法の神々」ではより詳しく各御仏に仕える眷属を個別に紹介。
薬師如来の十二神将、般若菩薩の十六善神、千手観音の二十八部衆や、元々は鬼女であった十羅刹女など、
同じ眷属でも各時代や技法によって描かれ方が異なりますが、それぞれの作品からは力強さが伝わります。
第3章「ほとけに仕える子ども」では、今回の展覧会のメインキャラクターでもある、
不動明王の眷属童子「矜羯羅(こんがら)」「制吒迦(せいたか)」の像も。
(作品の説明も、こんがらとせいたかが担ってくれてます)
あれっ、地蔵菩薩の眷属にも、2童子がいる?!(←作品をぜひご覧ください(笑))
そして、第4章「果てしなき眷属の世界」の中には神狐像も含まれているのを見て、
なるほど、眷属として従事するのは動物も含まれるのだなぁと思ったりしました。
眷属たちの頭の上にも、ぜひ注目してみてください
仏教界の名わき役ともいえる眷属にスポットを当てた今回の展示内容、
荘厳な空間の中にユニークな一面も垣間見られ、個人的には斬新さを感じられた展覧会でした
ぜひみなさま足をお運びくださいませ
眷属(けんぞく)
龍谷大学 龍谷ミュージアム
11月24日(日)まで。月曜休館(11月4日は開館。翌日休館)
10時~17時※10月の金曜は20時まで。入館は閉館30分前まで。
一般1,600円(団体1,400円)、大学・高校生900円(700円)、中学・小学生500円(400円)
朝日友の会会員証利用で団体料金に割引(4人)
龍谷ミュージアム
看板がお出迎え
中国・新疆ウイグル自治区のベゼクリク石窟寺院の回廊復元図。
メインキャラクターと記念撮影も♪