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スタッフブログ

2023年10月

2023.10.25

あべのハルカス美術館「安野光雅展」

秋になって過ごしやすくなりましたね。先日、あべのハルカス美術館で開催中の「安野光雅展」へ行ってきました。元は20年春に予定されていましたが、コロナ禍で中止になって今回のリベンジ開催に。安野さんは20年冬にお亡くなりになり、会場入口に「展覧会によせて」とご本人からのメッセージがありました。
安野さんは子どもの頃から空想することが大好きで、日々本を読んだり、双眼鏡や鏡をのぞいたりしていたそうです。会場には安野さんの好奇心と遊び心があふれていました。
エッシャーにあこがれて制作した「ふしぎなえ」は、建物が立体なのか平面なのか、見れば見るほどわからなくなる。デンマークを旅して描いた「旅の絵本」には、アンデルセン童話の登場人物が隠れていて…。ついつい見入ってしまい、気がつくと私も周りの人々も安野さんの不思議ワールドの住人になっていました。
展覧会は11月12日(日)まで。朝日友の会会員証提示で1人のみ半額になります。

あべのハルカス美術館

2023.10.23

10/19(木) まるフェス ジャズライブ

左から志水 愛(ピアノ)、魚谷のぶまさ(ベース)、薮内良治(トランペット)、
萬 淳樹(アルト・サックス)、田中ヒロシ(ドラム)

中之島まるごとフェスティバル(通称:まるフェス)も今年で10年目です。毎年大好評のまるフェスの音楽イベントですが、今年は関西ジャズ界で活躍するジャズプレーヤーの方々によるジャズライブを開催しました。黄昏時にピッタリの、大人のムード満点なライブでした。出演は、薮内良治クインテットのみなさま。プログラムは「ワンダフルワールド」「シャレード」など、馴染み深いスタンダードナンバー。それぞれのソロ・パートでは、見事な演奏に拍手がわき起こります。トランペット、サックス、ドラムの開放的な音と、ベースがズッシリと刻むリズム、ピアノの流れるようなメロディが絡み合い、ステージとの距離が近いアサコムホールで聴くジャズの迫力に圧倒されました。「シャレード」はスリリングな曲調をより一層引き立てる、スピード感のあるジャズ・アレンジがカッコいい!40分余りのライトなライブでしたが、みなさま大満足の表情で帰路につかれました。

2023.10.19

髙島屋大阪店 『第70回 日本伝統工芸展』

きれいなものを鑑賞するのは心の養分になります

今回も、あれこれと言葉を連ねても却って、作品を陳腐なものに貶めてしまいそうで恐縮するくらい美しい作品ばかりでした。どれもこれも好きなのですが、それでも何とか勝手にピックアップ!
・作品№105彩釉器「極光」(田島正仁)。深い深い茶紫が印象的です。伝統色の分類でいうと「桑の実色」が近いでしょうか。その中にパッと鮮やかな緑と黄。500~600くらいの波長の緑と黄は可視光線の波長範囲の中間で、特に緑は人間の目が最も捉えやすい色とされます。最も波長の短い紫の中に浮かび上がる緑と黄という理にかなった配色に納得。
・作品№257友禅訪問着「月夜の薄」(二塚長生)。こちらは「木賊色(とくさいろ)」くらいの色目。薄の模様が描く放射線に、降り注ぐ柔らかな月光を感じられます。
・作品№459彩変化花器「〇△▢」(藤塚松星)。タイトル通り〇と△と▢で構成された作品なのですが、全体のフォルムが、中央が凹んで縁に向かって高くなる形状で、三次元が織りなす変化に奥行きを感じました。
・作品№549截金硝子器「雪降り積みて」(山本茜)、作品№551線刻硝子水盤「白翠」。形も色も質感も何もかもが美しい。会場にはたくさんの照明があるので影も複数できるのですが、その影もまた作品を引き立てています。
『第70回 日本伝統工芸展』は10/23(月)まで開催。朝日友の会会員証の提示で無料になります(1人)。

2023.10.17

「美術館めぐり」バスツアー「兵庫陶芸美術館と丹波焼陶器まつり」

秋晴れの10月11日、14日と美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の目的地は丹波篠山にある「民藝の里」。先に篠山城の大書院を見学し、人気の古民家レストランでランチを楽しんでから(お土産用に黒豆の枝豆も買って)、今田町の立杭地区へ向かいます。
当日は「丹波焼陶器まつり」が開催中。「陶(すえ)の郷」の駐車場にバスを停めると、参加者の皆さんは器が展示販売されている「窯元横丁」をのぞいたり、お気に入りの窯元まで足を延ばしたりと、思い思いの時を過ごされました。そしてツアーの最後は、兵庫陶芸美術館で「未来へつなぐ陶芸 伝統工芸のチカラ」展を鑑賞。日本工芸会の陶芸部会50周年を記念するもので、歴代の人間国宝や注目の新進作家が一つの空間に集まるという、何とも贅沢な内容です。かつてアサヒメイトの「日本伝統工芸展」でご紹介した作品もあり、「伝統とは技と情熱の継承なんだ」と改めて感じました。
14日は地域の秋祭りによる道路渋滞もありましたが、無事に日程を終えることができました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!また次回お会いするのを楽しみにしています。

丹波焼最古の登り窯

力作が並ぶ会場(兵庫陶芸美術館)

松井康成「練上嘯裂文大壺」1979年

増原嘉央理 鉢「紅白鮮斜陽-1907-」2019年

2023.10.06

美術館「えき」KYOTO 「芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事」

南の島、沖縄。那覇空港に到着すると、有名な沖縄民謡「芭蕉布」がよく流れています。のびやかで美しい歌声に気持ちが和らぐ人も多いのではないでしょうか。今回、この曲と同じ名前の展覧会が美術館「えき」KYOTOで開催されています。
芭蕉布は、琉球王国時代から衣服として王族や庶民に愛されていました。生地の軽さなどから高温多湿な沖縄にはなくてはならないものでした。そして戦後、衰退しつつあった芭蕉布を復活させたのが、後に人間国宝となった平良敏子さん(1921〜2022)。展覧会では彼女の思いと作業工程を知ることができました。
まず糸芭蕉の木を育てて、茎の皮を剥ぎ繊維をとる。糸にして織り色を染める。繊維はとても繊細で扱いが難しく、複雑な作業を繰り返します。染料は植物からで、主に沖縄藍の青色と福木(フクギ)の黄色。街路樹や生垣としてなじみ深いフクギからこんな鮮やかな染料が取れるのかと驚きました。そして、この青色と黄色を混ぜて作る緑色も上品で美しい。平良さんが考案した鳥の図柄は、民藝運動を主導した柳宗悦が「生きているよう」と称えましたが、まさにその通りでした。
薄くハリのある生地はよく風を通して、沖縄の夏を過ごしやすくしてくれそうです。古い沖縄の家で、暑い夏の日に縁側に座って「芭蕉布」の曲を聴きながら過ごしたい、と南の島に思いを馳せました。
展覧会は10月29日(日)まで。朝日友の会会員証提示で4人まで優待料金に割引となります。

美術館「えき」KYOTOで開催中

琉球王国時代の士族の礼装

2023.10.03

アサヒメイト9月号プレゼント

当選されたみなさま、おめでとうございます!

ご報告が遅くなりましたが、アサヒメイト9月号プレゼントの全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
人気の食品を抑えて「京都東急ホテル(1泊朝食付き)」が1位に。続いて僅差で人気の食品「鹿児島 小田口屋 小分けレンジさつま揚げ」、「河内駿河屋 まろやか水ようかん3種セット」が続き、「有馬温泉太閤の湯 入館チケット」、祝!優勝!!「Buffaloesロゴ巾着」、「米朝一門会(なら100年会館)」、「伊集院光監修『次の角を曲がったら話そう』」の順となりました。
今回(2023年9月)は、巾着プレゼントも人気のオリックス・バファローズの優勝が大変うれしい話題となりました。パシフィックリーグ3連覇、46年ぶりの金字塔。2年連続の日本一に向けて、期待が高まります。
さらに応援に力を込めたいと思います。
フレー、フレー、オリックス!!

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