スタッフブログ
2026.07.24
奈良国立博物館 『特別展 南都仏画-よみがえる奈良天平の美-』
涅槃のやすらぎクッションとざんまいずのコラボ
鹿さん鹿さん、暑いですね~
ボストン美術館と20年もかけて構想が練られた『南都仏画』展。南都仏画の元祖ともいえる法隆寺金堂壁画の模写に始まり、隆盛を極めた天平文化の作品、平安遷都後に平安美術の様式と南都ならではの独自性が融合した作品、明治時代の廃仏毀釈によって廃寺になった内山永久寺旧蔵の名画など、全8章の構成です。
平安遷都は力を持ちすぎた仏教勢力を排除する意図もあったと考えられますが、それでも尚、平安時代以降も南都の仏教美術が脈々と受け継がれていったのは、仏教を布教する上で、教えを視覚化することが重視された現れなのだと思います。
さて、本展のお気に入りは、作品番号26番の両界曼荼羅(小島曼荼羅)と作品番号72の不動明王および八大童子像です。両界曼荼羅は濃紺の綾に金泥と銀泥で描かれた曼荼羅。経年によって銀色の部分がほとんど退色していましたが、そのことで却って金色の部分が立体感を増しているように感じられました。不動明王および八大童子像は、ポーズや表情が表現豊かで、それぞれに秘めたる逸話がありそうで想像力を掻き立てられました。
『特別展 南都仏画-よみがえる奈良天平の美-』は9/13(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で半額になります(一般1人)。
2026.07.17
愛知県美術館で「スウェーデン絵画」を鑑賞
猛暑でバテそうな日々、皆さんお変わりありませんか?7月12日、15日に「美術館めぐり」バスツアーを催行しました。今回の目的は、観る機会の少ない「スウェーデン絵画」。美術好きのリピーターさんがたくさん参加されました。
まず、食事処まんだらで昼食。ちょうど大相撲名古屋場所が始まり、駐車場に部屋ののぼりが立っています!すぐそばに稽古用の土俵もあり、皆さん興味津々で眺めていらっしゃいました。
昼食後は、ヤマザキマザック美術館へ。世界的な工作機械メーカーの創業者が集めたコレクションは、フランスのロココ時代からエコール・ド・パリまでの絵画や工芸品。贅沢な雰囲気の空間で、音楽ガイドを聞きながら(クラシック音楽も流れます〜)鑑賞しました。
そして、いよいよ愛知県美術館で開催中の「スウェーデン絵画」展へ。スウェーデンでは1870年代後半、若い芸術家たちが新たな表現を求めてフランスへ渡ります。そして、後に故郷へ戻り、自然や日常の家族との暮らしを描くようになりました。印象派ではなく、バルビゾン派(ミレーやコロー)の影響を受けたという作品は、穏やかな光であふれています。広大な自然や家族の肖像、どれも深い愛情に満ちていて、私自身も何とも言えない幸福感に包まれました。
2日間、ハプニングもありましたが、皆さんのご協力があって無事に終了しました。次は暑さが落ち着いた10月下旬に予定しています(アサヒメイト9月号に掲載)。またお会いできるのを楽しみにしています!
オット・ヘッセルボム「夏の夜」(スウェーデン絵画展より)
カール・ラーション「カードゲームの支度」(スウェーデン絵画展より)
2026.07.01
京都・細見美術館に行ってきました
みなさまこんにちは
暑いような涼しいような、でも雨…みたいな日が続きますね
先日、「水の情景、涼へのいざない」を開催中の京都・細見美術館へ行きました
今回の展示は、細見美術館内のコレクションを中心に、「水辺」をテーマにした絵画、工芸品等を展示しています。水辺がテーマだけあって、どれもみな涼しげな作品が並んでいました。
個人的にとても美しく感じたのは、ホームページにも写真の掲載がある「柳に燕雀水葵沢瀉文様縫箔」。実際の作品はとても色が繊細で、比較的暖色が多いのに涼やかさを感じる作品でした
さて、じつはわたし、細見美術館美術館にいくのは初めて
今回は私的にツボだった、細見美術館のポイントをご紹介しようと思います
①館の作りがおしゃれ!
細見美術館は3階から入り、展示室を順次、下におりていく作りになっています。1つの展示室をぬけると中庭にでますが、
この中庭の雰囲気がとてもシンプルかつスタイリッシュでおしゃれなんです
3階から見た図と2階からみた図を掲載するので、ぜひ見比べてみてください(笑)
この日は中庭のカフェの営業時間には間に合わなかったですが、お茶しにいってみたいなぁ~
②ガチャガチャがある!
ショップには美術館の展示や、若冲にまつわるグッズがたくさん。
その中でわたしの目をひいたのは…ガチャガチャ
今回の展示コンセプトにも合いそうな、涼しげな歌川国芳や、伊藤若冲の缶バッチがありました
好きな人にはたまらない?!ガチャガチャを、ぜひチェックしてみてください
~おまけ~
来館のしるしにはるシール。曜日ごとに色が違うそうです
会期:8月2日(日)まで 月曜休館(7/20は開館、翌日休館)/10時~17時
会場:細見美術館 075‐752₋5555 京都市バス・東山二条・岡崎公園口から約3分
入館料:一般1,800円(優待1,700円)、学生1,300円(1,200円)
朝日友の会会員証利用で優待料金に割引(1人)
3階から中庭の景色
2階から中庭の景色
イチオシガチャ!(笑)
この日は水曜で紫の来館シール
2026.06.25
アサヒメイト6月号プレゼント

美術展ほかチケット

ご当選おめでとうございます!!
アサヒメイト6月号のプレゼント全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
毎回のプレゼントの1番人気はやはり食品「ピュアフルーツ寒天ジュレ」、続いて「ゴールドマンコレクション 河鍋暁斎の世界 招待券」、「ホテルヒューイット甲子園 レストランギフト券5,000円」、「ボストン美術館共同企画 特別展南都仏画 招待券」、「有馬温泉太閤の湯 入館チケット(お食事、岩盤浴付き)」、「夏休み文楽特別公演」「絵本作家・葉祥明の世界 招待券」と並びました。
今月は、美術展招待券が3種という美術展ファンはご応募を迷われたと思います。
今回ご提供3展覧会のうち、「ボストン美術館共同企画 特別展 南都仏画」は一般料金が半額!!今回残念ながら当選されなかった方も大変お得にご覧いただけます。
「南都仏画」の歴史を仏画・仏像の名品とともにたどる初の試みであり、米国・ボストン美術館が所蔵する南都ゆかりの仏画の優品が里帰りし、何とのまぼろしの名刹・内山永久寺の堂内を彩った名画も紹介するこの機会にぜひ足をお運びください。
会期:7月18日(土)~9月13日(日)
入館料:一般2,200円/大学・高校生1,500円/中学生以下は無料
朝日友の会会員証利用で一般を1人のみ半額に割引
詳しくは「アサヒメイト7・8月合併号表紙」または下記URLをご覧ください。
www.asahimate-osaka.com/special/artlist/narahaku/
2026.06.17
6/13(土)前橋汀子 ヴァイオリン名曲選
アンコールもたっぷり楽しませていただきました
今年のプログラムは、前半はモーツァルトとフランクの至高の名曲ヴァイオリン・ソナタ。後半は親しみやすい小品の数々というメリハリの効いた構成でした。
ラストはサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」。前橋さんの定番レパートリーですが、このヴァイオリン名曲選で演奏されるのは意外にも2022年以来です。終盤の速いテンポに変わるところは圧巻!思わず「待ってました!」と言いたくなります。ロマの人たちが激しく情熱的に踊る様子が目に浮かぶようでした。
一つ裏話を。前橋さんは衣装を3着準備されます。その日の舞台を見てお客様を思い浮かべて、2着を選ばれます。今回は赤、白、緑の3着を持ってこられており、前半は緑、後半は赤を選ばれました。一つ一つのステージに新鮮な気持ちで臨まれていることが伝わり、一観客としても嬉しくなります。
2026.06.12
5/19(火)リーディングドラマ「老害の人」
チラシ・パンフレットとチケット
みなさま、最近朝日友の会でも何度かご紹介いたしましたが、リーディングドラマをご存じですか?
という私も知らなかったのですが(笑)、通常の演劇ではなく、俳優が台本を手にしてテキストを読むのを見せるスタイルの公演です。一口にリーディングといっても、役者がずっとイスに座っている舞台もあれば、大きく動く舞台もあり、演出意図によって中身は多彩。欧米ではよく行われているようですが、新作戯曲を演劇として完成させる前に試してみて、可能性をみることが目的の場合もあり、大掛かりな舞台装置や本格的な衣装も用いられないことが多いようです。
今回は、少々の動きがあり、派手ではないですが役柄に適した衣装もあり、動と静の間くらいでしょうか。
この度初めて鑑賞となるリーディングドラマ「老害の人」、出演者は3人。友近さん、千葉雄大さん、アコーディオンのチャランポランタン・小春さん。初めに「ついてきてくださいね」と案内され、どういうこと?と期待が膨らみます。全体を通して概ね大きな動きはなく、セリフでストーリーが進みます。今回は生のアコーディオン演奏がストーリーの一部として存在しています。時折出演者の存在を代役されたり、老人の心情を音で表現されたり、生演奏ならではの息の合い方が絶妙でとても面白い。そして役者さんの技量があってこそ成り立つ舞台で、それぞれ5役・7役を個性的な各人物になりきって演じ分けられ、それぞれ想像以上の才能にうれしい驚きを感じました。
アコーディオンの生演奏+笑いあり、感動あり、心温まり、老害と言われる人たちを好きになる、素敵な舞台。鑑賞された千葉雄大さんのご友人は「韓国で受ける!」とおっしゃったそうです。近々韓国で上演されるかもしれませんね。
2026.06.08
アサヒメイト5月号プレゼント

招待券と天声人語書き写しノートセット

イオンシネマチケットとNGK指定席予約引換券
アサヒメイト5月号のプレゼント全商品の抽選、発送、発送手配を完了いたしました。
毎回のプレゼント1番人気は食品を押さえて「イオンシネマチケット」、「スターバックス オリガミドリップコーヒーギフト+あまおう苺ラングドシャ」となりました。続いて「なんばグランド花月 〈本公演〉指定席予約引換券」「麵米御膳詰合せ」「天声人語 書き写しノート(通常版・美文字版・脳トレ版 )各1冊セット」「リーガロイヤルホテル大阪 エコール ド ロイヤル 謎多き「明日香村」とその魅力」となりました。
さて、今回のプレゼント「リーガロイヤルホテル大阪 エコール ド ロイヤル文化教室」は、ものを作りたい、深く学びたい方のためのリーガロイヤルホテル様の会員制文化教室で、陶芸窯・音楽ルーム・ダンススタジオなどの専用施設を有し、どなた様も受講いただける「オープンクラス」と約80クラスの多彩な「会員制講座」を提供されています。
アサヒメイトの紙面では不定期にご紹介させていただいており、近い順ですと今年3月号「春のお写経会と法話」、2025年11月号「ホテルで素敵なクリスマス~印藤美江子とみんなで歌う歌声サロン&クラス発表~」、同6月号「Poemusic lab presents 4 JAZZの歴史と魅力」をご紹介し、ご招待または関連グッズのプレゼントをご提供いただきました。
朝日友の会では提携特典があり、「最初の1年に限り年会費無料(1人)」になります。まだ講座を受けたことがない方こそ、ぜひお試しいただきたい特典です。
開催講座等は下記HPでご確認ください。
https://www.rihga.co.jp/osaka/culture/
2026.06.03
2026年は「スウェーデン」イヤー!
こんにちは!梅雨入り間近の大阪・中之島ですが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。6月1日から「美術館めぐり」バスツアーの受付が始まりました。ツアー担当スタッフの今年の一押しです。
2026年は日本とスウェーデンの文化科学交流年で、各地で様々なイベントが開催されています。先日、西宮市大谷記念美術館で開催中の「スウェーデン・テキスタイル展」へ行ってきました。北欧に位置し、国土の大半が森に覆われたスウェーデン。人々は、長く厳しい冬を過ごすため、家の内装にこだわりました。壁紙やテーブルクロスに使うテキスタイルも、花や動植物、幾何学模様、童話や聖書などがモチーフになっています。会場には個人のコレクターが収集した約250点のテキスタイルが展示され、暮らしを楽しむための知恵や工夫を見ることができました。
そして、7月から愛知県美術館で開催される「スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき」展へ、バスツアーで出かける予定です。1870年代後半、スウェーデンの若い芸術家たちがフランスで学び、後に故郷へ戻って身近な自然や人々を描くようになります。スウェーデンの美術黄金期の絵画を一挙紹介するのはとてもめずらしく、個人的にも期待大です(オリジナルグッズも!)美術愛好家の皆さんと一緒に、ぜひ楽しみたいと思います!
「スウェーデン・テキスタイル展」は6月28日(日)まで西宮市大谷記念美術館で開催。朝日友の会会員証提示で一般のみ1人団体料金割引になります。
「美術館めぐりバスツアー(スウェーデン絵画展)」は7月12日、15日に催行予定。メイト6月号でご紹介しています。ご参加をお待ちしています!
西宮市大谷記念美術館入口にて。看板の作品は「ノーアクス・アルク(ノアの方舟)」
鮮やかなテキスタイルが並ぶ展示室(西宮市大谷記念美術館)
2026.05.27
特別企画バスツアー「出石永楽館で落語鑑賞」
5月24日、毎年恒例の「出石永楽館で落語鑑賞」バスツアーを催行しました。出石永楽館は近畿最古の芝居小屋で、公開中の歌舞伎映画のロケ地として全国的に有名になりました。
今回の落語は「桂南光一門会」。まず、南光さんと南天さん、天吾さんが舞台に立ってご挨拶。南光さんは南天さんには厳しい師匠だったのに、孫弟子の天吾さんには甘い、そんな話もあって会場は和やかな雰囲気に。落語会では大きな笑い声が響き、約2時間半があっという間に過ぎました。
そして終演後、朝日友の会会員だけのお楽しみといえば…バックヤード(舞台裏見学)ツアーです。今年は映画のセットを間近で眺めるという貴重な体験付きで、皆さん記念撮影をしながら楽しまれていました。
帰りのバスでは、サイン色紙やオリジナル巾着などを抽選でプレゼント。旅の締めくくりは、バスガイドさんと一緒に懐メロを歌いながら、笑顔で新大阪駅に到着しました。
落語鑑賞バスツアーは来年も開催予定です。どうぞご期待ください!
映画のセットに見入る参加者の皆さん
楽屋(化粧部屋)はこんな感じ
2026.05.19
5/15(金)日本庭園で苔庭作り体験

枯山水をイメージしたお庭

変化のある趣が味わい深い

立体感のある仕上がりがリアル

色合いのバランスが美しい
京都南禅寺の近くにある無鄰菴。山縣有朋公の別荘として造営されました。作庭は七代目小川治兵衛。国の名勝に指定されている見事な日本庭園です。まずは苔庭作りをする洋館1階に集合。かつては倉庫だったそうで、外気の影響を受けにくいレンガ造りで分厚い防火扉がついています。講師の先生は無鄰菴スタッフの平野友昭さん。苔にも野鳥にも詳しく、何を質問しても詳しく答えてくれます。
まずは簡単に日本庭園や苔、無鄰菴についての説明を受けて、実際にお庭に出て4つのビューポイントを回ります。各自でスマホに写真を収めて、戻ってきたら4人グループでどこの視点で庭を作るかを話し合います。決まったら、石→苔→白砂の順で配置。石も苔も同じものは二つとありません。どの大きさ、どの形、どの色のものを持ってくるか、試行錯誤しながら協力して作り上げていきます。午前班も午後班もみなさんのセンスを活かした見事な作品が出来上がりました。
合同作品の後は、各自で蓋付きのアクリルケースを受け取り、お持ち帰り用の苔と石を詰め詰め詰め。持ち帰り用の苔は3年育成されたもの。フワフワで可愛く手触りも抜群です。最後は庭園を眺めながらお抹茶とお干菓子で休憩して終了しました。楽しくて癒されて、文化財の保存についても学べる意義あるイベントとなりました。