朝日友の会(アサヒメイト)は株式会社朝日販売サービスセンターが運営しています。

スタッフブログ

2023年08月

2023.08.29

髙島屋大阪店 『柚木沙弥郎と仲間たち』

全3章からなる構成で、第1章「出会いとはじまり」では、柚木の出発点となる芹沢銈介の型染カレンダー、生涯を通じて友情を育んだ武内晴二郎や舩木研兒の作品。第2章「生活を彩る色・かたち・もよう」では、仕立てて実際に着用された洋服など、民藝の本質ともいえる、生活の中に息づく作品。第2章と第3章の間には特集展示「柚木家の食卓」があり、柚木家で今も使用されている食器や椅子などが。最後の第3章では、情熱を注いで取り組んだ萌木会の活動とそこに集った染色家たちの作品が展示されていました。共に認めあい、刺激しあった作家たちの関係性に触れることで、作品に有機的な奥行きが加わり、更に活き活きと見えてきました。
特に印象に残っているのは、第1章作品番号23「注染水玉文布」。青と緑の重なりにガラスのような不思議な透明感があり、惹かれました。第3章作品番号2の芹沢銈介「沖縄笠団扇文着物」は、クチナシ色の着物地と豊かな曲線が、見事な色と形の調和を成しています。また、幾何模様の作品がたくさんあったのですが、遠目には規則的に整然と並んでいる模様ですが、よく見ると歪みや不規則な隙間があり、それが何だか小学校の運動会で披露される組体操のようで、親しみを覚えました。
『柚木沙弥郎と仲間たち』は9/3(日)まで開催。朝日友の会会員証の提示で無料になります(1人)。

2023.08.22

髙島屋大阪店 『北欧デザイン展 ていねいに美しく暮らす』

ポール・ケアホルム
「アカデミーキャビネット」(左)

ハンス・J・ウェグナー
「ピーコックチェア」

北欧のやわらかな夕暮れ時

コロナ禍以降、外出が減って「おうち時間」をいかに快適に過ごすかということを改めて考え直した方も多いのではないでしょうか。「北欧デザイン」には、気に入った物に囲まれて、リラックスして過ごす時間の中に見出す穏やかな幸福へのヒントが散りばめられていました。
シンプルで心落ち着くフォルム、時折ハッとさせられる硬質な差し色。肩肘張らないオシャレは心の余裕を感じます。和室に合うデザインが多いことは意外な発見でした。
お気に入りは、ポール・ケアホルムの「アカデミーキャビネット」です。「Less is more(少ない方が豊かである)」を体現した作品で、緊張感のある直線が研ぎ澄まされた美しさを湛えていました。
最後の方には、北欧の1日を通した採光を再現したコーナーがあり、実際に椅子に座って、柔らかな光を感じながら過ごすゆったりとした時間を体感できました。
『北欧デザイン展 ていねいに美しく暮らす』は8/20(日)までで終了しましたが、8/23(水)からは同じく髙島屋大阪店で『柚木沙弥郎と仲間たち』が開催されます。朝日友の会会員証の提示で無料になります(1人)。

2023.08.15

第11回ナカノシマせんべろ

パンフレットと交換ギフトページ・ナカノシマせんべろスタンプカード

朝日友の会事務局があるフェスティバルタワーを含む中之島フェスティバルプラザで、
『ナカノシマせんべろ第11回』が8月27日まで開催中です。
パンフレットに掲載の対象店舗にて「せんべろメニュー」ご注文で1スタンプ押印、
「にせんべろメニュー」の場合は2スタンプ押印、またパンフレット記載のショッピングポイント対象店舗での
お買い物1会計1,100円(税込)以上ご購入でも1スタンプ進呈されます。
スタンプが3個貯まると、下記いずれかの方法でご利用いただけます。
① せんべろ券として利用、
② カードをためてせんべろ交換ギフトと交換 
以前にブログで紹介しましたが、大阪中之島美術館で9月18日まで開催している「民藝 MINGEI」展は
会員様一般のみ団体料金1,500円で3名様までご覧いただけます。さらにフェスティバルプラザと
《半券サービス》タイアップキャンペーン実施中。お得な楽しみが満載のこの時期に、コンサートやお食事、
お買い物等でぜひお越しください。

ナカノシマせんべろについて、詳しくはhttp://festivalplaza.jp/かビルに設置のパンフレットでご確認ください。
(オペレーションセンター06-6231-7555)

2023.08.09

美術館「えき」KYOTO 『絵本作家谷口智則展~いろがうまれるものがたり~』

入場前にサンタさんたちがお出迎え

大阪府四条畷市に生まれ、日本画を学んでいた学生時代に、絵本作家になりたいと独学で絵本作りをはじめた
谷口智則の展覧会が開催されています。
絵本という言葉からイメージする明るい色とは異なる、色深い独特な世界が魅力的な絵は、黒い紙に6色のアクリル絵具で描かれるそうです。6色を混ぜ合わせてその都度、既成ではない色を表現されるので、それぞれの物語や場面に合った多彩な表現ができるのだと納得しました。
会場では展覧会開幕前日のライブペインティングの映像が流れていて、制作の様子をご覧いただけます。
黒い紙から浮かび上がるように描かれる動物や100人のサンタたちは今にも動き出しそうです。
会場には約20タイトルの絵本の中から絵本原画を中心にサンタの立体作品を含む250点が展示されています。
それぞれが得意とする個性を「いろ」として描かれるメッセージに心が温かくなります。
こどもも大人も楽しめる展覧会、会場にぜひ足をお運びください。
『絵本作家谷口智則展~いろがうまれるものがたり~』は9/3(日)まで開催。
朝日友の会会員証利用で1人無料、同伴4人まで100円引きでご覧いただけます。

2023.08.03

7/30(日)サマー・ポップス・コンサート

ポップスをオーケストラで贅沢にお楽しみいただけます!!

今年もこの季節がやってきました。
ザ・シンフォニーホールでは厳しい暑さに負けない「サマー・ポップス・コンサート」が開催されました。
恒例の『ラ・クンパルシータ』に始まり、前半は遠い記憶を呼び覚ます名作映画のテーマ「男と女」「カサブランカ」「ニュー・シネマ・パラダイス」がきらめき、続いて夏の“鉄板”ポール・モーリアで盛り上がりました。
後半は、比較的新しい映画音楽「パイレーツ・オブ・カリビアン メドレー」「バック・ドラフトより“Show Me Your Firetruck”」で映像が浮かような演奏、趣きを変えてディズニーの人気作「アラジンより“ホール・ニュー・ワールド”」「アナと雪の女王メドレー」、必ず演奏されるクラシック曲 マスカーニ「歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲」をはさみ、また映画音楽に戻りまして、取り上げられることが少ない「インディ・ジョーンズ」より“レイダース・マーチ”、「スター・ウォーズ」より“ヨーダのテーマ”“メイン・タイトル”で映画さながらの盛り上がりで演奏プログラムは終了しました。アンコールはこちらも毎年恒例「ルンバ・キャリオカ」で大盛況のうちに終了しました。
「サマー・ポップス・コンサート」は指揮者・藤岡さんの歯切れの良いトークも楽しみのひとつです。
今回は俳優ハリソン・フォードが大工から奇遇なめぐりあわせで「スター・ウォーズ」に出演することになったという話が最も印象的でした。今回の司会は公私ともにお笑い好きな朝日放送テレビ・塚本麻里衣アナウンサー。
「サマー・ポップス・コンサート」の司会は初めてとのことでしたが、藤岡さんとはテンポの良いトークでリズム感のある進行をしていただきました。
また、来年が楽しみです。

2023.08.01

足立美術館で夏季特別展を鑑賞

7月19日、20日と美術館めぐりバスツアーを催行しました。今回の目的地は、島根県安来市にある足立美術館。大阪から車で約4時間、日帰りで行けるギリギリの距離です。運転手さん2人が交代でハンドルを握り、行き帰りとも2回休憩をとりました。
足立美術館は横山大観の絵画をはじめ、豪華なコレクションで有名ですが、壮麗な日本庭園が頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。創設者の足立全康氏が「庭園も一幅の絵画である」という信念のもと手がけた広大な庭は、館内の様々な場所から眺めることができます。自然の山を借景にして、春のツツジ、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と移りゆく庭の景色を楽しみに訪れる方も多く、会員さんも「前回のバスツアーは紅葉で、今回は緑のグラデーションね」と実に楽しそうでした。
さて、次回のバスツアーは、今アサヒメイトではやりの?民藝の里へでかけます。詳細は9月号をお楽しみに。

館内を歩くと、薄暗い廊下の先に白砂の庭が現れる

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